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素敵な日?

…………

「どこに居んだよ。」


頭をポリポリかきながら颯斗が喋る。


「知らねぇーし!」


「狼、空飛べないの?」


「狼って言うなよ!俺にもキチンと名前あるんだぞ!」


「狼、乗せて.」


「だから!狼じゃねーよ!・・・狼だけど。」


颯斗は、面倒くさそうに、変化した。


今は、4本足で立ってるけど、2本足で立ったら月まで届くんじゃないかと思う。


「乗れよ!」


「やったー!」


颯斗の毛は、柔らかく、体もすっぽり埋まってしまいそう。


颯斗は、凛花が乗ったことを確認すると暗黒の空へ飛び上がった。


今日の夜の風は違った。いつもは冷たくて、体を締め付けるのに今日は、柔らか


くて体を包んでくれた.





『おい、凛花!1人いたぞ!』


その声で、目が覚めた。


「眠ってたのかよ!(笑)」


「うん・・・」


颯斗は、凛花の返事も聞き終わらないうちに垂直落下して行った。


その降りて行く先に、人影が見えた。


ーーーーーーーーーーー紅!


「ん?凛花!もう、海外まで来たのか!?」


紅は、立ち上がった。




「降りる時間ねぇから、俺がクワえて乗せる.」


「OK!」


颯斗は、紅のコートの襟をクワえて背中に乗せた.


「ん?誰だよ。」


「颯斗!」


「ふーん。」


紅は、興味ない、と颯斗の背中に寝転んだ。






「次は、誰かなぁ?ふふふーん♪」


颯斗は、紅を助けて得意になったようで鼻歌交じりに喋る。


今日は、すごく素敵な日!


颯斗と、ずっといられる!


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