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教会で会おう

おお、息が苦しい!


こいつらの周りには、酸素がないのか?


「副リーダーは・・・」


「そりゃ・・・」


止めようとしたのに、逆に加速させてしまった。


「副リーダーは!要らないから!」


凛花が叫ぶと、セイが手を挙げた。


「必要です。もし、あなたが死んだら?」


「その時に、副リーダーは決めて!」


「ブーブー!」


ブーイングが始まった。


「誰かァァ!助けテェ!」


「副リーダーは、この僕です!」


「いや、セイには100年早い。トウジが副リーダーだ!」


「お前みたいな『アホ』が出来るわけない!」


「頭固いセイより、柔らかい僕の方が、ヒラメキでみんなを引っ張れる。」


「だから、ヒラメキが危ないんだよ!人の命を預かるんだ!」


いやいや、お前らに命なんか預けるかよ・・・


「ヒラメキは、世界で一番なんだ!」


「何が一番なんだよ!?」


「わかんねぇ。」


「お前に任せられるかぁ!」


「任せられる!」


「もう、やめて!副リーダー、モメるくらいなら要らない!協力して行きたいの、凛花は。」


「ウッ・・・」


ドスン、ドスン・・・


「どんなタイミングで鬼が来るんだよ!」


「逃げよう!」


「!?」


「トウジに任せろ!」


「お前!・・・」


「みんな、二手に別れろ!」


「じゃあ、右へ!」


「左へ!」


みんな、蜘蛛の子を散らすように飛んでいく。


「みんな!教会で集まろう!生きて会おう!」


トウジは、本当のリーダーのように指示を出す。


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