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友達は思い違い

「強い国・・・強い国。」


Aグループ


「ミッション隊長、『隊長』なんだからみんなのご飯用意してくださいよ。」


「無ッ理・・・」


「では、隊長失格であります。」


「なっ!セイ!?」


凛花の額から冷たい汗が流れ出る.


「事実を言ったまでです。新隊長は、ライカ&フユカに任せましょう。」


「サンセーイ!」


「これから隊長を務めさせていただきます、フユカです。」


フユカが、いきなり『隊長就任挨拶』を始めた。


「勝手に!・・・」


「隊長では無い人は、引っ込んでてください。」


「はぁっ!?」


「だから、引っ込んでてください!」



「隊長は、私です。2重人格ならば、2人の意見が生まれより良いグループができると思います。」


ゴモットモダ。確かに、ウンウンと頷いてしまう。


「でも!勝手に決めつけないでよ!」


一斉に凛花へ視線が注がれた。


「なっ・・・何なの!?」


「あなたこそ、隊長なんて誰が決めたんですか?」


「あっ・・・」


確かに。凛花は、誰にも「隊長になって!」なんて言われてない。でも、自然に


なってた。それが普通じゃないの?隊長ってに自然になるものじゃないの?


「今まで、みんな我慢していたのです。」


セイが口を開いた。


「えっ・・・」


凛花は、階段から転げ落ちた、いや、突き落とされた気分になった。


「そんな・・・嘘だ!そんなはずない!ねぇ、みんな!なんか言って!」


皆、死人のような顔をして目を逸らしている。


まるで、凛花は、『いない』かのように。


「なんで!今まで、友達だったのに・・・」


「それは、思い違いです。」


凛花の目の前が真っ暗になった。


セイは、青白い顔を凛花から逸らし皆の方を向いた。





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