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紅の行き先


___紅______


俺は……


いつの間にか、暗い空間に立っていた。


確か、俺は《死んだ》。


なのに、なんで体が動き、考えるる事ができる?


服は、そのまま。いつもの服。特に、変わったところは見受けられない。


紅は、手のひらを動かし生きている事を確認した。


「俺は、まだ命があるのか?」


紅は刀を抜き、光る銀色の刃を右手首に向けた。


死んでいたら、痛みはないだろう。あれば、《生きている》


カチャ……


刀を傾け、手首に当てる…ズチャッ


血の滲みとともに、手首に赤い切れ目が出来ていた。


「俺、死んだのか」


痛みは、少しも感じなかった。本当に、少しも感じなかった。


斬れた事も、少しもわからないくらい。


紅は、ピョンピョンと跳ね身体中を確認するが目立った傷もなかった。


「ん~、、まぁ、俺死んだならこの先は天国or地獄だよな」


長い、トンネルを紅は歩き出した。この先の世界など、心配する素振りを一切見せずに。


「これで、俺もユックリ出来るな」


トンネルを走り抜けると、そこは2つのトンネルがある狭い部屋だった。


右には、水色のトンネル。左には、赤いトンネル。


(どっちかを、選べってか?)


んじゃ、テキトーに。紅は、パタパタと音を立て歩き、青いドアのドアノブを握った。


ギギ~


ギリギリ音を立てながら、紅は扉を開け中に飛び込んでいった。


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