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キョダイナドクムシ

____紅


レンが、既にこの船から出た事も知らず歩き回っていた


今、凍結した実験室にいる


部屋の中央には巨大な植物の入ったケースが置いてある


10メートル位か……





ガサッガサッガサッ




どこかで音がしている


何かをあさっているようだ


もしや、食料や水が有るのだろうか


紅は無我夢中でその音を追いかけた



ダダダダダ



ガサガサ……!


音はだんだん近くなる


(なんだ、なんだ)


音は、ケースの真後ろからだった


「誰だ!」


紅は叫んでいた


ガサッ……


その音の正体の物体は、紅に驚き威嚇をしている


物体の足元には、肉片が散らばっていた


「なんだよ……コレ」


紅の目の前にいたのは、巨大なサソリだった


寒い部屋にも関わらず、動いている


赤黒い体は、馬鹿デカイ


ゆうに、10メートルは超える


ということは、このサソリがたてばあの木に届くわけだ


カサカサカサ……


ん?足元に肉片……人よりデカイ……


もしや、コイツ人食い!?


人とは限らないかもしれないが、とにかく肉食だという事は分かる


馬鹿でかいからには、毒も通常の倍はあるだろう




「「「「アハハハハハ」」」」」




どこからか、笑い声が聞こえる


何処だ………


なぜ、わらう?





「「「「「アハハハハ、上を見て」」」」」






紅は、頭上を見上げた


そこには_______




_____人間が浮いていた


「その蠍は、私が改良したの。強そうでしょ?

特別な薬品を1日に100回は投与し、餌にも混ぜた

それを2年続ければこうなったわ。

そしたら、どの温度にも適応出来ちゃったの

本当は、高温実験してたのに……

あんたのせいで、低温実験だわ

これ以上薬を投与し続ければ、この蠍は死ぬわね

外側が巨大化しても、中身は元の蠍なんだから」



勝てるわけないだろ!!


こんな奴に………



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