第一章世にも奇妙なこともあった(pq゜O゜`;))゛
第七層にやっと突入です!
第一章・世にも奇妙なこともあった(@_@;)
「ある次元に四人の神が四柱生まれました。
主神の創造神は彼らに、
いくつかの大陸を任せ星の核となられたのです。
はい、パチパチ拍手だよ。
神に性別なんて野暮なものだけど、
男女二人ずつの彼らは、
最初大陸すべてを全員で被造物を守護したり、
おもうまま討伐していました」
ぷよん、べちゃべちゃ、ばちょんちょん!!
不思議な擬音と自分のはきはきとした声に、
寝すぎて回らない頭をかく。
目を細めると眼鏡をつけていないので、
周りがろくに見えないわけだ。
「バラバラな彼ら神々は勿論、
最初は被造物の幸福を祈ったわけだけど。
強欲傲慢で脳筋バカだったり、
消極的な一面に付和雷同、
嫉妬深く野心に満ち冷酷、
嘘つきで気まぐれギャンブラーだった。
上手く行くわけないよねぇ…。
おーよしよし、
あろうことかそれぞれの神を信奉する、
被造物同士争い大陸は混乱したんだよ。
女神の一人の神は釜に入れられ灰になり、
男神の一人はあまりのショックで、
人間に転生し女神を探し続ける。
女神を窯に入れた方の女神は大陸中の人間に、
一番信仰されて最大勢力を手に入れた。
釜に入れた女神に成り代わって、
卑怯にも…おっと餌が目を覚ましたようだねぇ」
声が出ない!!
その上なぜかしっとりと濡れた草地に、
大の字で俯せに倒れている。
私は混乱のまま聞いたことのない昔話をする、
自分にそっくりな声を見上げた。