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ツンな彼女と狂人☆14~番外編~

作者: あいねこ

随分とまた長くなりました。

ですが今見ようとしてるのであれば・・最後まで見て欲しい・・な?

     ~もし亜季がアリスだったら~


「と、言う訳だから明日は図書館に行こ」

(いつもいつも勝手に決められてなんで俺強制参加しなきゃいけねーんだよ)

毎度のことながら愛や苺に振り回される亜季。

亜季は図書館よりも本屋に行って沢山本を買いたい、と思っていた。

「あ~もぉ俺やってらんねーよ」

ついに放り出して帰っていった。

いつもの帰り道から少し外れてブラブラと歩いていると『マニアックな本屋』

と、面白そうな本屋を見つけた。

(おっ、なんか怪しげで面白そうな店発見!てか・・こんなところに店あったっけ?)

興味があったので入ってみたら、なんだか意識が遠くなっていった。

「ア・・レ・・?」

意識が遠くなっていき、倒れた。

ハッ!と気がついたら・・

「はっ!・・・ってココどこ?」

気がついたら『Sな森』と書いてある看板の目の前に倒れていた。

それだけじゃない、亜季はさっきまでワンピースを着ていたはずだった。

今はもこもこのフード付きパーカーを着てチェックのズボンをはいていた。

(おいこら待て、なんで俺こんな服きてんだ・・・??まさか!誰かに脱がされて服を着替えさせられた???やっべーマジ怖ぇぇ・・)

服装について色々と考えていたが・・・ふと思った。

「・・Sな森・・?」

そう、亜季の目の前には『Sな森』と書かれた看板が。

看板の後ろには黒く、どよ~んとしたオーラを放つ森があった。

よいこらせっ、おっさんくさい声を上げて立ち上がる。

一歩前に歩こうとした時・・・・

「ダメーーーー!!!!」

いきなり少女の声とともに抱きつかれ、前に倒された。

「・・いったたぁ~、あっ!ご・・ごめんなさいっ!」

と、謝られたのは良いが、(いや、よくねーよ)

「あ”・・・あのざぁぁ・・降りてぐんない”・・?」

そのまま背中の上に座られたまま謝られても、どうもできない。

「すっ、すみませんっ!!><」

少女は慌てて立ち上がりどいた。

立ち上がり、後ろを振り向いた亜季はビックリした。

だって・・アノ・・ドSな姫花がいたのだから。

しかも「すっ、すみませんっ><」って・・、どこかおかしい。

普段なら「あ、ごめん」とか言った後になにか行ってくるはずだが。。

喋り方がおかしい。

それに、姫花の格好にも違和感が。

姫花は白いウサ耳を付けて・・バニーガール的な?格好をしていた。

それにさっきまで学校で話してたのに・・なぜ??

今目の前にいる姫花はオロオロしていて、なんか・・すっごく可愛く見えた。

「あの、あのあのあの!貴方は・・王女様に招待されたのですか?それに・・あの森に入ろうとしてはダメですよ、危険ですっ!」

(王女に招待・・?入っちゃだめ?)

思っていたことが顔に出たのか、バニーガール姫花は

「まさか・・異世界から来たお方ですかぁ?それなら分からないですよねっ、ならば教えてさしあげます」

いきなり態度がでかくなった『バニーガール姫花』

「鏡をかしてさしあげます、ほら顔をみてっ」

鏡をつきだされて仕方なく顔をみると。。

「なん・・だコレ、タトゥーか?」

亜季のほおにトランプのハートがタトゥーのようにくっついていた。

触っても頬を触ってる感じだし、違和感がまったくない。

「その、トランプが招待状ですよぉ」

まじどすか?!

驚き。

「招待状渡されるなんて、ドンマイな方ですね☆あ、それとアノ森に入っちゃだめですよっ!一体どんな事があるかわからないですからぁ」

アノSな森に入ってはいけない、と言われたら入りたくなってしまう。

「よし!暇だから入ることにするよb」

亜季がそういうと姫花は

「・・ふ~ん、あっそ。じゃぁどんなことが起きたって私知らないから。せいぜい頑張りなさいよ」

あんなに可愛かった姫花はまたいつもの姫花に戻り諦めて帰っていった。

亜季は歩き去っていく姫花をしばらく見つめ、そして『Sな森』に入っていった。

一応続く☆

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― 新着の感想 ―
[良い点] 文章が簡潔でテンポの良さを感じます。 [一言] これから先、どうなっていくのか展開が楽しみです(^O^)/
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