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第一戦目 いつかの日常

瑞希(みずき)~!もう、読書なんかしてないで、そろそろ家を出ないと学校に遅刻するわよ~!」

「うわ!?もうこんな時間!そんじゃあ、お母さん行ってくるね~」

「くれぐれも、事故には気を付けるのよ~」

「は~い」

ガチャ、パタン


寒っ!

まあ、今日で11月だし、そりゃそうか

今から自転車乗ると思うと気が重い.....

そんなことを考えながら、電動自転車に乗り、いつもの通学路を走る


ーやっぱり、今日は天気予報で言ってた通り、向かい風だから、強風で凍死しそうなほど寒い!

こんな時は、いつものアレをするとしますか

ずばり、自分が恋愛小説の主人公だったら、どんな冒頭にするかどうか考えて寒さを青春に変えてしまおう作戦!

よっしゃ、今日も寒さを忘れるためにやっていくぞ!

『私、朝日ヶ丘学園一年生の宵闇瑞希(よいやみみずき)!普段は図書室で読書をしていて、テストは平均より少し上ぐらい、運動できない平凡女子!』

ちょっと待った

これは自分で自分を貶してるくない?

ま、まあ?これが普通だし、普通.....


続きやろ

『~平凡女子!なはずだった。でも、ある日なんと!この私がだよ!クラスで1番、いや、学校の中でトップに君臨するイケメン男子から告白を受けたの!私は、その日を境にいつもの日常から大きく変化して・・・』


ドン!キキッー


この音が聞こえた瞬間、浮遊感に包まれたと思った直後、硬いコンクリートの道路に思いっきり叩きつけられた


一体どうなってるの?

かろうじて目を開けることはできたけど、頭はぼんやりとしていて、まだこの状況を把握できない

それでもなんとか踏ん張って顔を持ち上げた瞬間、一気に血の気が引いてくるのが分かった


そこには、歩行者用道路にある電柱に軽トラが突っ込んでいるというおぞましい光景が広がっていた

もっと恐ろしかったのは、これが自分の体のすぐ横にあるということ

その瞬間、私は全てを悟った

自分は事故に遭ったのだと


すると、その認識を裏付けるようにさっきよりも体の自由が利かなくなった

え、もしかして、私死んじゃうの?

そう思った直後、意識が薄れていくのを感じた

こんな中で最後に思ったことは

ーあ、やべ、今日の宿題家に置いてきた

我ながら、とんちんかんで恥ずかしい最期だったと思う



そして、意識が戻った時に見たのは、自分の記憶に無い謎の木の天井だった

最後まで読んでいただきありがとうございます!

ぜひ、ブックマーク・いいねお願いします!

(もし、文章や漢字で間違えているところがあった場合には教えてくださると幸いです)

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