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隣の席の幼馴染が可愛すぎる  作者: 桜井正宗


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第18話 幼馴染のイケナイ写真

 都の暴走を止めねば。

 このままでは本当に俺が襲われてしまう。


「このままシましょ」

「ストップ! 落ち着け、都。今日は帰ってくれ」

「兄さんが悪いんですよ。私をこんな風にしてしまったのですから」

「人の話を聞け!?」

「あっちもこっちも(うず)いて仕方がないんです」

「だ・か・ら!」


 ダメだこりゃ……都は完全にヘンタイモードに移行済みだ。これでは俺の声は届かない。となると実力行使だ。


 都の体を持ち上げ、俺は玄関へ。


 そのままポイ捨てした。


「あぅ! 兄さん、なにをするんですかっ!」

「すまん、都。お前の魅力は十分に理解している。けどな、それでも俺は藍を裏切れない……! 許してくれ……!」


「…………分かりました。今日のところは帰ります」



 ん? 都のヤツ、妙に素直だな。こんな簡単に身を引くとは予想外だった。もっと粘られるかと警戒していたつもりだった。帰ってくれるのなら俺はもう何も言うまい。


 だが。



『……ブルブル』



 ポケットに入れているスマホが振動した。画面を覗くと『都』からだった。念のため中身をチェックしてみると――恐ろしいことになっていた。



 都:【酷く卑猥な写真】【過激すぎる写真】【谷間の写真】【体操着の写真】【口を大きく開けた写真】【一人でしている写真】【股間がはち切れそうになる写真】【エロすぎて永久保存版な写真】【ヘンタイ的に刺激的な写真】【恐ろしい性癖写真】【大人のオモチャの写真】【スク水の写真】【お風呂の写真】【下着の写真】



 写真送り過ぎだろ!!

 しかも、どれもエロ写真……なにやってんだよ、都のやつ!!



 こんなもん!!



 大切に保存した。




 それから自室で都の写真をオカズにして楽しんだ。



(…………ふぅ)




 ……って、なんでこんなヘンタイ娘になってしまったんだよ。いや、俺のせいだろうけどさ! 責任は取れないぞ……?




 ――翌日。俺は都の写真で果てていたことを思い出した。


 あのまま寝てしまったらしい。

 おかげで身も心もスッキリした。


 制服に着替え、朝食をゆっくりと食べて……玄関を出た。


 外へ出ると、藍と都が待っていた。


 二人とも待っていたのか……。



「おはよう。藍、都」



「おはよー! 今日もいい天気だねっ」

「おはようございます。兄さん」



 藍は俺の右腕に。

 都も対抗するように左腕に絡んできた。


 ……二人とも俺の間で花火を散らしているように見えた。ちょいちょい、なにがあったよ、これは!


 俺の知らないところでバトっていたのか……?


 というか、これでは歩き辛いではないか。しかも、こんな姿を同級生とか学校のヤツ等に見られると思うと恥ずかしいぞっ!



「藍も都も離れてくれ……?」



 だが、二人とも聞く耳持たずだった。だめだ、離れる気配がない!



「赤くん、あたしと一緒に登校しようね」

「いいえ、私とです!」



 なんでこんな仲が悪いんだ。たった一晩でなにがあったというのだ。



「教えてくれ。二人になにがあった」

「……そ、それは」


 藍は言い辛そうにしながらも、こっちへ来いと引っ張ってきた。都には少し待ってもらうことに。



「で、どうした?」

「昨晩、都からメッセージが送られてきたの」

「連絡があったのか~」

「そう。でね、変な写真を送ってきたの。……なんというか、卑猥なやつ」


 それは俺に送ってきたやつじゃないか!

 都のやつ、誤爆で藍にも送ってしまったらしい。アホか!!


 藍は、なぜそんなものを送ってきたのかと都に確認した。その結果、俺を狙っていると白状して恋のライバルだとも宣言したのだとか。


 なにやってんだー!!


「察したよ。最近、都がヘンタイでな」

「え?」

「……いや、それは置いておく。つまり、三角関係みたいな?」

「そうなっちゃった。もー! なんでこうなるのー!」


 それで朝から空気が重く、敵対していたわけだ。


「これからどうする……?」

「そりゃ、赤くんを取られたくないもん。都に譲るつもりはないよ」


 なんて嬉しい言葉だよ。

 けどなぁ、都も簡単に引き下がると思えない。


「分かった。ちょっと都にも聞いてみる」

「うん……」


 いったん藍から離れ、今度は都だ。



「都、藍と仲良くやれないのか?」

「兄さん。昨晩は私の写真で心行くまで楽しんでいただけましたか? 満足できたのなら、更に動画とかもお送りします」


 相変わらず人の話を聞かねェー!


「あ、ああ……都、写真はありがたく使わせてもらった。でも、それだけだ」

「それは嬉しいですっ」


 都は俺の股間に触れてこようとした。

 ぎりぎりのところで忍者のように(かわ)した俺。あっぶね!!


 油断も隙もあったもんじゃない。


「俺のマグナムに触れるな。暴発しても知らないぞ」

「残念です。でも、分かりました。それが知れただけでも満足です。朝は藍ちゃんに譲ってあげましょう」


 不敵に笑う都は、ひとり行ってしまった。……いいのかよ。

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