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間章
「ごめんなさいね。オリビアちゃんにとってはあまり面白い話じゃなかったでしょ」
食事会がお開きになった後、オリビアは店に残ってマルコと話し込んでいた。
「.......ううん、大丈夫」オリビアは笑顔で答える。
「そう?でもソウルちゃんのこと.......」
マルコは心配そうに尋ねる。
「チームのことを考えるのは当然だし、そこは私が口出しするべきことじゃないもの。それに...」
オリビアは少し遠くを見つめるように告げた。
「私、誰かのために本気になれるソウルさんに惹かれちゃったみたい」
そう言って頬を赤らめるのだった。