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凍った心

「.......ル.......ソウル.......!ソウル!」


「.......!」


 ソウルはレイの呼び掛けにハッとする。


「あ、あの.......大丈夫ですか?」


 オリビアはすごく困惑した様子でソウルにタオルを渡す。


「えーと、なんの話だっけ?というか、なんでタオル?」


 ソウルは状況についていけずにあたふたする。


「だって、ソウルさん泣いてるから.......」


 オリビアが泣きそうな顔をしていた。


「.......え?」


 ソウルは自分の頬に手を当てる。すると確かにソウルの目から涙が溢れていた。


「ご、ごめん。昔のことを思い出して.......」


 あわててタオルで涙を拭きながらソウルは落ち着きを取り戻そうとする。


「大丈夫かい?」


「あ、あぁ。大丈夫」


 ソウルはタオルをテーブルに置く。


「まぁ、なんだ。時間はかかるかもしれないけど、こっちも本気でぶつかってやればシーナもきっと打ち解けてくれるって」


 そうだ。ガストとも打ち解けることができたのだ。きっとシーナとも打ち解けることができる日が来るはずだ。


「そうだね。根気強くやってみよう」


「う、うーん。そうですね...。私も.......応援してます」


 何故か複雑そうな顔でオリビアも応援してくれる。


「なら、あたしからも1つアドバイスしてあげる」


 マルコは片目を閉じてウィンクしながら告げた。


「凍った心を溶かすのは、包み込んであげる優しさだけ。その子のこと、しっかり包み込んであげなさい」

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