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サルヴァンの過去6【誓い】

「.......お久しぶりですわ、ケイン」


「あぁ.......久しぶりだな、ハル」


 2人は獅子の岩に腰掛ける。他の者は席を外し、今はケインとハルだけだった。


「.......俺に、娘がいたのか」


 ケインはポツリと呟く。


「.......えぇ、もう8つになりました。名前はアルです」


「会いたいな...」


 ケインはハルの手を強く握りしめた。


「えぇ、この戦いが終わったら会ってあげてください。あなたと同じ瞳の色をしてますわ」


 ハルは微笑みながら告げる。


「そうか、きっとお前のように可愛らしい姿をしているのだろうな」


「わ、私はいいものではありませんけど、アルは本当に可愛らしく育ちましたわ」


 ハルは照れくさそうに目をそらす。


「.......お前と愛を誓ったここでまた誓おう。必ず、この町を守ると」


「えぇ、もう誰の涙も流れないように.......」


 ケインとハルはあの日のように誓いの口づけを交わすのだった。

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