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勇者パーティー就職実技試験



実力を示すとの意味で所謂、

実技試験へと歩を進めたハク


了承を経て僕はパーティから離れ走った!

彼等が見えなくなるまで、

そりゃ全速で万引き犯の如く。


そして街灯のランプから、いわゆる可燃性の液体、

油のようなものを片っ端から少しずつ集めた、

うん、如くでは無く万引き犯かも知れないなw


周りに迷惑のかからぬ様、少しずつ……なんせ、

ここで捕まるなりしたら、洒落にならない。


そして僕はビビりなのだ。


それを、お酒の入った……そこいらの店の裏にある

瓶の中でも丸い物集め、中にオイルを溜めていく、

見た目の配慮からでもある、丸い玉を意識した。


瓶が2本半分くらい溜まった所で僕は勇者の元へ。


ハク「ゼーゼーハァハァ……お待たせしました……

早速ではお見せしましょう!では目の前にある樽に

向けて火の玉を当ててもらえますか?」


勇者御一行の一人魔法使いリーが前に出る。


リー「あの樽に当てればいいのね?

行くわよ、ファイアボール!」

樽に向けて火の玉を放った。


 僕はそのタイミングに合わせ、持っていた

小瓶を樽に投げつけた!


【見事命中!】


火の玉が当たると同時に小瓶が割れ、

可燃性の液体であるオイルは当然の様に

元の火の玉の威力を数倍に上げた。


思ったより激しく燃える炎、しかも、もちろん、

樽に着いた液体は、その炎の持続時間をも大幅に

長引かせる事に成功。


自分が思ったより遥かに凄まじい勢いに

自分自身でも驚きながらも冷静を保ちつつ。


問題として割れた後の瓶の跡を見たら

ネタばれする事を恐れて居たが炎の勢いは凄まじく

ガラスの破片をも余裕で溶かす温度のようだった。


残ったら残ったでマキビシみたいな効果として

役には立つだろう……

と思って誤魔化すつもりであったが。


その炎を見、驚く一同、

特に魔法使いのリーは興奮した。


リー「凄い!」

マルセル「おお!凄まじい!」


ロコ「初期魔法とは思えない業火ね、

確かに数段威力が高まっているし効果時間

が飛躍的に伸びてるわ」


リー「……私の持つ炎系の魔法でも初期の魔法を

使ったのに!すごいわっ!

この技なら、私の魔法を数倍に高めてくれるし

マジックポイントの消費を抑えることが

出来る、戦いがかなり有利になるわ!」


予想を越える反応の良さに胸を撫で下ろすハク、


アレク「他にも何かできるのかい?」


ハク「……」


ハク「え?『一つ』じゃ足らないと?

One more please?」


おかわりは想像してなかった!


(やばい、思わず、まだありますっ!

と即答してしまった)

(まぁ後から考えればなんとかなるだろ、と思い、

その場を凌ぐ事に専念しよう)


リー「まぁもう夜も遅いわ、今日はここまで、

アレク、試しに暫く雇ってあげましょうよ」


リーの提案も有り、しばらく僕の就職先が

見つかるまで、との条件付きで旅に同行を

許されたのであった。


ふぅ……当面ご飯と宿には困らないな、

私はしばし生活の補償を得たのであった。

ビバ就職内定!というかパートてトコか、

でもモンスターとの命のやり取り付きで……


しかし、私はびびり故に、道中彼らの強さを

見ており、苦戦した戦いは無い。

(ふふふ、君達が僕を審査していた様に

僕も君達を審査していたのだよ)


ここに来るまでのモンスターのレベルを

計っていたので確証はあった。


【大丈夫!守ってもらえる!】と!


しかも就職先が決まるまでとの、好条件!


ゲームでも強いモンスターが出現は、

いきなりは、あり得ない、

そりゃ……たまにはいるだろうが、生態系が

水準として上がるはずだし、移動した時間で

遭遇したモンスターの確率からして、一体も

ハイクラスに会わなかったと言うことは、

この周辺のモンスターは最大でもレベル20

に対し、彼らは大魔王を倒すというだけあり、

レベルは40超えは間違いない筈。


確証を得た僕は取り敢えず歓迎パーティに呼ばれ、

この世界に来て初めての

優雅な安眠出来る生活を楽しんだのであった。


勇者御一行は歓迎の酒場で自己紹介をしてくれた。


魔法使いの名はリー、攻撃魔法を得意とする

グラマーな、美人タイプ黒のローブがとても

似合う美人である。


髪は漆黒の黒、スタイルは抜群、

口がアヒル口のナイスな大人の女性である。

しかしノリは悪くない。


そして白魔法使い。名前はロコ、回復魔法を

得意とする少し、子供にも見える童顔髪の色は

ピンク色のツインテールの可愛い、

元気な白魔法使いである。


性格は人見知りする、口が悪い、

お嬢様というところか。


そして剣士のマルセル、

もうそれ以外にないでしょ、と言わんばかりの

身長およそ190センチはある、目力ハンパない、

筋肉がよく似合う寡黙な現代で言う

40代前半と言ったところか。


 髪色は緑の色をした性格の温厚さと

強さを秘めたお方だ。


そして勇者、名はアレク、見た目はとても

爽やかなイケメンって感じの色白で、それでも

格闘家みたいな絞られた筋肉を持つ現代なら

超絶モテそうな僕の嫌いなタイプだ……

しかし、喋ると、とても気の合ういい奴だった。


 彼も勇者でありながら話を聞いていると

現代であったなら立派なゲーマーとして生活

していただろう、夢みがちな少年の様な方だった。


そういえば現代でも僕の友達は

イケメンゲーマーが多い。


しかしながらイケメンがゲームをすると、男も女も

ゲームがクリエイティブなモノに

感じてしまうのが不思議だ。


そう彼は、言いたくはないが、そう言うタイプだ。


彼とは後々とても仲良くなる親友となった。


 髪の色は青、そして色白と、なんも言えません。

はいイケメンで説明が事足ります。


そして、僕の名はハク、プロフィール通りの男、

この5人での冒険は今から始まるのだ!

僕の安定した安全なホワイト企業の

就職先が決まるまで!


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