だからこそ、彼は。
暇潰しで思い浮かんだ短編です。
ヒロインの深刻な属性過多はロマン。
良いと思ってくれるのであれば嬉しい限りです。
時々厨二病が再発するのよね...アーナキソ。
だからこそ彼は歩いていた。
ひたすら、なにかを探し続けるように。
この世界は摩訶不思議だ。
突然宇宙からもたらされた『コード』とか言う超人間製造機。
それに抵抗するように現れた『魔法使い』とか言う宗教団体。
ほんと今までどうやって現代社会で隠れ続けていたんだか...
陰陽師?あれは魔法使いの日本版だ。
まあ日本人らしく狡猾で残酷なモノが多いらしいが。偏見?事実だろ。
...俺自体日本人だしバーロー。
「......。」
『侵入者発見。罪状省略。武装解除。コード01解h.ガッギガガガガ』
おいおいに無力な一般人に向けて、霊機をぶっぱなそうとするなよなー。
...ちびっちゃうだろ。
だからこそ彼は生きていた。
ひたすら、なにかを示すために。
「......ねえ。」
「...なんだ。」
こいつももう少ししがみつく力を強くしねえのかな...
「なんで私を運んでいるの?」
ああ重い重い。もう少し痩せたrっていってえなあおい!
「突然頭殴るな!薄幸!」
「無視するお前が悪い。」
だからこそ彼女は立ち止まっていた。
ただ泣くしかないこの世界で。
「.........。」
「.........。」
「...お前の『歪み』は、俺の『秩序』で抑制できるからって何度も言っているだろ。」
「.....疑問、私を殺せばその問題は解決する。...皆のようにヤればいい。」
「おい待てその「ヤる」にどういう意図がある!?」
「?...ヤると言ったら、(ピーーーー)」
「法律!法律で憲兵にしょっぴかれるから俺!」
「今現在において、法律など紙屑に同じ...大丈夫だ問題ない。」
「おいやめろ。.....聞いてなかったがちなみに歳は。」
「数えてない...でも確か...200?ぐらい..かな?」
「まさかのロリバbっいてえ殴るな!」
「むう...」
『侵入者発見。罪状省略b.gigggメキャアァ....』
「...邪魔。」
「うわぁ...捻り潰しやがったぞコイツ...。」
スクラップ~肉団子添え~の完成である。
...何の肉かは察してくださいお願いです。
「どうせもう助からない命...命?」
「うんまあ地球の生物に喧嘩売ってるような生物?で命あるのかわからんけどさあ...。」
「あなたの力で消去できるのだから、『量産型不正魂魄稼働機』と思われる。」
「.....ああ、『不正魂魄』ねえ...。」
「閻魔様大激怒不可避乙。」
「いやハデスかもしれん。」
「......まあ私が元凶。」
「それいっちゃあおしまいや。」
「イー○ック、私を浄化して?」
「前も思ったが何十年前のネタだぞそれ!?確かに浄化もどきはできるけど!」
「召喚・つまようじ」
「.....出さんぞ。」
「つまり出せると。マジあなた人間?」
「う...人間です本当にありがとうございました。」
「私も人間...?」
「いやマジでお前情緒不安定だな!?」
「.........。」
「.........ハァ。」
だからこそ彼らは進んでいた。
絶対に手を離さず。
「...猛烈に甘いもの食いてえなあ。」
「...作ってあげる、今夜そしてまた次夜、生き残れたのなら。」
理由なぞとうに尽きた。
終わりへとただひたすらに。
だからこそ彼らは、この運命の、世界の、神々の、束縛を、
抗いたかったのかもしれない。
だからこそ彼らは......。
登場人物解説(仮)
主人公 ツンデレ系の極み。適当に考えた能力ゆえに物理で殴っていく某「幻想殺し」風になってしまった。
能力【秩序】
世界の基盤に沿った理を元に、ありとあらゆるものを「修復」する能力。
任意発動系能力。
言うなればエラー修正能力。【超能力】や【魔法】すらも完全「修復」消去する。
チート。【無秩序(混沌)】に対する超絶特効を持つ。
ヒロイン 主人公に「薄幸」と呼ばれる少女。 クーデレロリババア裏ボスという属性を持っている。ツンデレも習得途中。
能力【歪み(無秩序 混沌)】
ありとあらゆるものを歪ませ、狂わせ、滅茶苦茶にできる能力。
常時発動系能力。
彼女曰くこの能力で【超能力】や【魔法】が誕生したらしい。
え、超能力は宇宙から来たんじゃないの?
魔法は元からこの地球にあったんじゃないの?
この能力は次元や時空間すらも歪ませます。あとはわかるね?
自分の寿命すら歪んでしまっている。
【概念】【存在】【理】【神】に対する超絶特効を持つ。
彼らの能力は完全に対の力である。