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偶像  作者: 夢乃マ男
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私。

ホラー映画の主演をアイドルが演じるありがちな王道キャスティング。


そんなキャスティングするならアイドルがホラー体験する話を作ってしまえばいいんじゃないか?

で書き始めたお話です。

偶像、よろしくお願いします。

いつのまにか、ここにいたんだ。


父親の願望なのか母親の願望なのか、あるいは二人の願望だったのか、13才だった私はアイドルのオーディションを受けさせられた。


当時の記憶は曖昧だが、小学校から中学校へ進学するかのような誰もが経験する、あたり前の行程だと思っていた気がする。


なんとなく書いた読書感想文が市の優秀作品に選ばれたようなそんな感覚だ。

良くしようと努力したわけでもないものが勝手に評価され、本人にはなにかを成し遂げた達成感などあるわけもなく。

ただ目の前にある課題をこなしているうちに私は何かを成し遂げていた。



人はそれを外見のお陰だとか、運が良かったとか、それが才能なんだ!と勝手な言葉で連ねるが私は努力は誰でもしていると思っている。


なので努力していないと思われるのは少し嫌な気分になる。努力を語らない方が、人目に付かない努力が私は本当の努力だと思う。

そう言葉を発する事もできないのがなんだかジレンマだ。


私の考え方はいつも矛盾や堂々巡りに嵌る。

それでもやっぱり思う。人間は目に見えるものしか信じれないし、感じとれないものだと。


私もそうだ。経験したもの以外、実際に見たもの、聞いた音、感じた温度。それ以外は全部自分の空想。

UFOや宇宙人いろんな話を聞いても、ニュースを見ても疑う心を常に持っていた。


アイドルなんて男子の夢を壊さないようにする職業なのに。また自分の生き方に不器用さを覚える。

アイドルなのに。アイドルだからなのか。私だからなのか。

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