表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モノ・アイの殺人記録  作者: 神蛍 道寺
8/11

99BFという地獄Ⅸ

デカイ声大歓迎。

死ね。

お前らも97BFの炎熱地獄をパスしてきたんだろ?

チーターしか99BFには来れない。

「ねえショーゴちゃーん」

無視し続ける。

「いいから相手して来いよ」

歳だけは上の新入りが気にしたように言う。

「じゃいいっすかね。野菜追加全部」

一瞬、目が泳いだ。覚悟もないのにうるせえよ。

「……どうにかしろよあの客」

俺のせいかよ。

使い物に成らないから来た。顔に書いてある。もういい歳だろ。

「じゃ相手して来たらどうっすか。相手して貰えたらだけど」

こういう時はいい笑顔で言う。冗談なんだよ。

そう思え。

「俺じゃ無理だよ」

じゃ手動かせよ。雑談する時間なんか無いんだよ。

「……」

何か言いたそうだ。一番面倒だ。

「舐めてやってるなら辞めたらどうっすか。マジで。続くのは黙ってる奴だけっすよ」

もう一つ。

「笑顔」

ニヤニヤ笑った。

さっさと辞めろよ。

包丁に力が入る。

マジで殺す前にどっか行けよ。

テーブル拭けよ。

掃除しろよ。

オーダー取れよ。

水換えろよ。

目に殺意が有ったかも知れない。

「あ、掃除してくるよ」

「お疲れでぃーす」

消えろ。

スマホを見る。

取得ポイントは127580。まあまあ。

全滅ボーナスあり。

敵が人間だとは思わないだろ?

出来るんだよ。暇だけどな。

脳、焼けたかな。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ