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モノ・アイの殺人記録  作者: 神蛍 道寺
4/11

99BFという地獄Ⅲ

診断書を出したら休めた。

ヒマになったから「VOID」を始めた。

完全フリーだったゲームのβが懐かしい。オープンソースだったもんね。

コード読んでバグも報告した。

あたしには別になんてことはない。

いまだに会社から連絡は来る。

「引継ぎが妥当に行われていない」

あーそー。じゃNP完全問題って何だか知ってる子連れてきて。

「君の作った場所にはドキュメントがない」

仕様書がないんですけども。

「〇ねよ」

これが一番きつい。あたしは自分でも笑うくらい純真だった。

まだ人格なんてそう簡単には直せない。

アドラーを読んで2mくらい投げた。

「社会の役に立っている事」が幸福の三条件の一つだ。

そういうこと書くなら月に200時間くらい残業を6カ月やってから言って欲しい。

とっくにやった。

多次元DBも一から書いた。吐き気がした。

検索エンジンも一から書いた。ばーか。

VOIDには英文の解説しかない。構わず全部読んだ。

読むだけならね。できる。

――今日はモノ・アイは忙しいみたいだ。

特に趣向を凝らす予定もなさそうだ。

じゃファイアリー・フェアリー・フィーンドの出番よね。

素体はイシリアル。物質じゃない。

魔法は無敵に近い。

「何しに来たの?」

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