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第一話

 机の上に置かれた防具を頭、胴、籠手、足の順番に彼こと出雲渚(いずもなぎさ)は装着していく。

 これらの装備は親友でありこれからする旅の仲間でもある金山雅彦(かねやままさひこ)が造った防具である。


「えっと、他に装備しなきゃいけないのはっと。」


 口に出しながら装備の確認をして必要なものを装着していく渚。

「よし、これで大丈夫だろ。」


 支度が整ったことに少し満足しながら武器を手に持ち家を出たのだった。



 家の鍵を閉め、暫く帰ってくることのない我が家を目に焼き付けるのだった。

 そう、俺と俺の仲間たちは先代の異世界人の言葉を信じ、旅に出ることを前から決めていたのだった。

 先代が言うにはこの世界の近くで「ラグナロク」が起こったため、神様たちがいた世界に最も近いのがこの世界である。その為、神様たちの世界に行ける可能性が高いのもこの世界である。よってこの世界のどこかに神様たちのいた世界に行ける何かがある可能性が高いとのことでそれを探して神の世界に行き、今の状態をよくする方法を探し出すこと。

 というのが先代の言葉である。

 しかし、先代たちの代では建国と魔物の対処であまり捜索は出来なかったそうだ。

 その為、10年ほど前から捜索に出る人が増え始めたのであった。


「あれ?渚もこれから行くところ?」


 そんなことを考えながらそろそろ集合場所に行こうかと思っていると後ろから聞いたことのある声が聞こえ、振り返る。


「ああ、俺もこれから行くとこだよ。華奈は一人なのか?」  


 すると予想通り見知った顔である幼馴染の稲美華奈(いなみかな)が立っていた。

 腰あたりまである黒髪は今では知っている人はいないが100年前の日本では大和撫子と呼ばれてもおかしくないほどの美貌、性格はまあおっちょこちょいな部分もあるがそれがまた人気を呼ぶ要因にもなっていた。

 しかし、そんな大和撫子な顔には似合わず腰にはショートソードが帯剣されており服装も金山特製の防具一式が装備されていた。ちなみに採寸は他の女子に測ってもらった。金山は残念がっていたが。

 そんなことを考えていると先の渚の問いに華奈は答える。


「うん、私一人だよ。ほかの人たちはもう集合場所に向かったみたいだったから私もそろそろ行こうかなって思って。」


「そうだったのか。なら一緒に行くか。別々に行く理由もねーだろ?」


「それもそうだね。じゃあ、皆の首が長くなる前に行きましょうか。」


 そういうと華奈は先に歩き始めた。

 渚はもう一度我が家を見ると小走りで華奈の隣に並びながら歩いて行ったのだった。



「すまん、遅くなったか?」


 目的地である城門近くの広場にはすでにほかの仲間たちが揃っていた。

 渚の声に仲間の皆はこっちに気づき声をかけてきた。


「よう、二人で来るとか相変わらず仲良いな?やっぱお前ら付き合ってんじゃねーの?」


「バーカ、そんなんじゃねーよ。こいつとは単なる幼馴染だよ。」


「そうだよ、雅彦君。私と渚はお付き合いなんてしていないんだからね?」


「へーへー、相変わらずの否定文ありがとうございます~。」


 こいつの名前は金山雅彦(かねやままさひこ)といい俺らの仲間での役割は戦闘もできる鍛冶職人である。

 赤い髪を肩ぐらいまでに伸ばし、ちょっと釣り目がちな目が印象的である。そして背中には彼の武器である鎚が背負ってあった。


「まさちーこそ相変わらず二人をいじってるけど実は華奈のこと狙っていたり?」


「いやいや、確かに稲美は美人で性格いいけどよ。何か俺の好みじゃねーんだよ。」


「へー、そうだったんだ。なんか意外。」


 そんな雅彦に茶々を入れた彼女は椎菜那津美(しいななつみ)と言いショートカットの茶髪で釣り目がち目をしており身長も男子と近い160センチ台である。

 彼女の背中には槍があり、近・中距離攻撃で味方のサポートをしながら敵を倒すのが得意である。


「まあ、雅彦君の好きなタイプなんて誰も興味ないからこの話は終わりということで。」


「だな。こんなことで時間を潰すのは勿体ないな。」


「ぐっ、石動に渚よ。確かにそうだがもう少しいい感じに話題を変えてくれね?悲しくなっちまうぜ。」


 少し毒のある言い方をしたのが石動巌(いするぎいわお)といい、優しそうな顔をしておりほとんどの相手を邪険に扱ったりしないが雅彦にはちょっと厳しいところがある。彼は自分の体形がちょっと小太りなことで気になっているらしい。女性陣からは今の体形が一番巌らしいと言われておりちょっと複雑らしい。

 そんな彼の武器はないのである。それについては後で説明しよう。


「渚....本題の続き。」


「そうだね。そろそろ話進めないと旅に出れないよね。」


「そうそう。こういうやつは無視が一番!」


 そして最後に言葉少ない彼女の名は美和珠美(みわたまみ)といい俺らの中で一番背が低くほかの女子は150~160センチくらいはあるが彼女の背は148センチしかない。髪の毛は肩甲骨あたりまで伸ばしておりツーサイドアップにしているのが特徴である。

 顔は童顔で100年前では小学生ですか?と言われてもおかしくない顔であった。

 彼女の武器は短剣であるがこれはあくまで護身用であり本当の武器はこれではないがこれもまたあとで説明するとしよう。


 珠美の言葉でようやく本題に入ることができる渚は説明を始める。


「さてそれじゃあ、これからの旅についての話を始めようか。」



ダメだ。文章力がないプラスノープランで始めた小説だから自分でもなんかもっとうまく説明できなかったの?ってとこが多々あって嫌だ....

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