しおり
きっとここじゃないどこかには
満たされた世界があるはずで
その場所までの交通費は
「努力」という名の財産なのです
僕たちは時間を使ってる
まっさきに使い続けてく
拾い上げることはできないけど
記憶には確かに残ってく
きっと今じゃないいつかには
光のあふれる場所を見つける
その時までに求められるのは
「必死」に生きてく自分なのです
僕たちは命を減らしてる
いつだろうと減らし続けてく
決して取り戻せるものじゃない
だから少しでも明るく生きる
僕たちの足場は見えはしない
たくさんの時間であふれてる
今も少しずつあふれてくる
足元の時間は掬えないけど
過ごしてきた日々はいつの日か
振り返ったときに教えてくれる
今まで重ねた時間の中に
無意味なものなんてないことを
誰かに出会い 愛を知り 夢を描いて 愛を生む
たとえ世界の一ページでも 僕らはきっとそこにいる