7/22 触手プレイと小娘。
あの少女が目をさました。
そしてヒナを見て泡を吹いて倒れた。
もういい加減にしてほしいのでやむを得ずヒナには少しの間わしの部屋に近寄らないように頼んで、再び少女が目を覚ますのを待ったのじゃが……。
再び目覚めた少女は突然、持っていた長い棒状の物に巻かれていた布をほどき、なんの前触れもなくわしに襲いかかってきおった。
やはり、それは剣じゃった。
いや、この日本古来の刀というやつやもしれん。
もちろんわしは障壁を張って防ごうとしたのじゃが、何故かその刀に障壁を切り裂かれてしまい、もう少しで頭ぱっくり行くところじゃった。
さすがにいくら温厚なわしでもカチンとくるのは仕方あるまい?
とりあえず憤慨したわしは大人気なく生成魔法にて魔法生物を合成。
召喚魔法は何を呼び出してしまうか分からず危険だったためだったのじゃが、ほらわし怒ると見境なくなるとこありし魔王ゆえ、部屋中がぶにっとした触手生物まみれになってしもうた。
テレビでタコ漁を見たばかりじゃったから影響を受けたのやもしれん。
数の暴力で少女、いや小娘を圧倒、自由を奪い部屋の中心に逆さ吊りしてやった。
いやはや気分がよい。久しぶりに魔法での戦闘を行ったからかわしテンションあげぽよー。
使い方あっとるかしら。
とにかく、部屋の中で攻撃魔法使うとろくなことにならんので自重しただけ褒めてほしいところなのじゃが、騒ぎを聞きつけ部屋に飛び込んできたメイドはそりゃもう烈火のごとくわしをボコボコにした。
障壁張る間も無し。
魔法詠唱する間も無し。
言い訳する暇すら与えてもらえずボッコボコ。
いくらなんでもひどすぎるのじゃ。
この子を擁護するわけではありませんが少女に卑劣な触手プレイとは見損ないました。
メイドはそう呟いて、泣きじゃくってる小娘を担ぎ部屋を出ていった。
わしはいつ自室から出ていこうかタイミングをはかっている……そういう状態じゃな。
あーほんとどうしよう。
部屋には黒いタコの足が残骸となって山積み。
あのメイド、魔法生物に掴まれても簡単に引き千切っておった。
ほんとに何者なのじゃ?
そしてわしの性癖に対する誤解を解かなくては……。
気が重いがそろそろ出ていこうか……。
いや、部屋を掃除してからにしよう。
そうしよう。
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普段は
ぼっち姫は目立ちたくない! 〜心まで女になる前に俺の体を取り戻す!!〜
というちょっと変わったTSハイファンタジー作品を書いています。
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