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7/21 迷惑女確保。
ああ、何から書けばいいものか。
まずまた再びあの少女がやって来た。
今度はちゃんとインターホンを鳴らし、ドアをぶち破ることなくじゃ。
わしはここで初めて何の用なのかを聞くことができた。
しかし、なぜだか泣いてばかりで何も話そうとしない。
何をしに来たんじゃこの女は……。
結局メイドがブツブツ言いながら風呂にぶち込み、出てきた所で飯を食わせたら
ありがとう……ございます……。
と消え入りそうな声でまた涙を流す。
いい加減じれったくなったわしはその少女に詰め寄り、とにかく説明しろと求めたのじゃ。
そして、やっと重たい口を開きかけた時、ヒナが部屋からふわふわとやってきて、もうここに記す必要すらない展開じゃ。
今はわしのベッドで寝ておる。
メイドが、自分の部屋に得体のしれない女を置きたくないとの事じゃが……。
これはわし、信用されてるの?
それとも厄介事押し付けられたの??
仕方ないのでわしはソファで寝る事にするのじゃ。
詳しくは明日聞き出すしかあるまいな。