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4/25 時の流れ。


最近ケル子の散歩をティナがしてくれているようで、こやつも随分ケル子に慣れてきたなぁと思っていたのじゃが、どうやら何か理由があるらしい。


ティナをとっ捕まえて事情を聴くと、ティナは笑いながらこう言った。


あいつ近所のポメラニアンに惚れてんだよ。


なるほどな、と思った。

ティナはその様子を見るのが面白くて散歩に連れ出す訳じゃな。

理由はどうあれ散歩に行ってくれるのはありがたいし、ティナならばケル子が奇異の眼で見られても自分の人気でカバーできるじゃろう。


ただ本人の身の安全だけが少々心配なのであまり遠くまでは行くなよ、と念を刺しておいた。


こんな事を心配しなければいけないようになってしまった事に後ろめたさを感じるものの、注意を促した時、ティナが言った


分かった。気を付けるよ。


という素直な反応に少々感動するのであった。

いろいろ変わっていく。良くも悪くも。

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