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3/8 娘。
仕事で夜遅くなり、皆が寝静まっている中こっそり風呂に入って出ると、居間でメイドが紅茶を用意してくれていた。
ここの所色々あったからと言う事で労ってくれたらしい。
紅茶が美味かった。
ロッテの事でてんやわんやだったのでその愚痴をたくさん聞いてもらった。
メイドも最近態度が悪かったと謝ってくれて、わしはかなりいい気分になりながら自室へ向かう。
よく眠れそうじゃなと思いながら布団に潜ると、そこにはパンツ一枚のロッテが寝ていてわしは呆然とした。
そうであった。
しばらくはこの部屋に住まわせるのであった。
いろいろ悩んだし考えてはみたものの、ロッテが
パパ……。
などと寝言を言い出すもんじゃからもういいやと思って気にせず布団に入って寝た。
朝起きたら既にロッテの姿はなく、居間でティナやヒナと騒いでおった。
目が合うと、
あざまるっ☆彡
とだけ笑顔で言うもんで、わしはなんというか、まぁこやつも娘の一人なんじゃなと何となく思うのであった。







