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2/11 記憶。
突然、思い出してしまった。
巨大な穴、消えた岩山。
魔法を駆使すればそれらは可能であろう。
しかし、仮に向こうの世界の住人であろうとそのような事をする意味が分からない。
……じゃが、一人、それに意味を生み出せる者が居た。
名前は何と言ったのじゃったか……そこまでははっきりせんのじゃが、確かに居た。
魔王軍幹部グリンガムの娘。
得意魔法はゴーレム精製……。
娘のゴーレムが凄いんですよ!
と自慢げに話をしていたのをふと思い出した。
確か一度だけ見せてもらった事があった。その当時はわしから見たらまだまだ未熟であったが、そのまま研鑽を続けたらどうなっているじゃろうか。
懐かしさと、同じだけの不安を感じて落ち着かぬ一日であった。
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