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ハズレ判定から始まったチート魔術士生活  作者: 篠浦 知螺


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サラマンダー

 ケージを使った三度目の帰還作業を終えた翌日、朝食を済ませた後で領主の館を訪れました。

 ここ最近は、影の空間経由で館の中まで入っていましたが、今朝は人通りの無い路地から表に出て、正門を通って訪問します。

 特別な理由は無いのですが、身分証明のためにSランクのカードを見せる……というのを一度やってみたいと思ったのです。

 ポケットにギルドのカードを準備して、正門へ歩を進めていきます。


「おはようございます、ケントさん。今朝はこちらからなのですね」

「お、おはようございます。はい、ちょっと散歩かたがた……」

「そうでしたか、どうぞお通り下さい」

「は、はい、ありがとうございます」


 警備を担当している守備隊員さんは、にこやかに挨拶をしてくれました。

 うん、顔パスっていうのも凄いことなんだろうけど、なんかねぇ……。

 玄関でノッカーを鳴らすと、執事さんが応接間へと案内してくれました。

 と言うか、色んな人に手間を掛けてるので、次回からは直接来ることにします。


「おはようございます、クラウスさん、バルディーニさん、ヨハネスさん」

「おはよう、ケント。今日はよろしく頼むぞ」

「はい、日本に送るのとは違って、同じランズヘルトの中ならば、魔力もあまり使いませんから大丈夫です」


 今朝、領主の館を訪れた理由は、ヴォルザード家の次男、バルディーニをバッケンハイムへと送還するためです。

 これまでバッケンハイムまで行くには、馬車を仕立てて、六日ほどの時間が掛かりました。

 送還術を使えば、一瞬でヴォルザードからバッケンハイムまで移動が可能なので、大幅な時間とお金の節約に繋がりますし、道中で盗賊に襲われる心配も要らなくなります。


「バッケンハイムに送るのは、バルディーニさんとヨハネスさんの二人ですか?」

「そうだ、アウグストとアンジェリーナは卒業したからな」

「送り届ける先は、学園の寄宿舎でよろしいのですか?」

「そうだが、場所は分かるか?」

「いえ、バッケンハイムはギルドの付近しか分かりません」

「ヨハネス、ケントに場所を教えてやれ」

「ケント、地図で説明するから、ちょっとこちらへ……」

「はい、お願いします」


 地図を使ってヨハネスさんから説明聞いている間も、バルディーニは口をへの字にした仏頂面で、自分から口をきくつもりはないようです。


「ここが教会で、尖った三角屋根の聖堂が建っている。寄宿舎はその裏手で、広い庭があるから、その辺りを利用してくれ」

「分かりました。ちょっと確認して来ますね」


 送還するにしても、召喚するにしても、受け入れる場所を確認しておく必要があります。

 人が居る場所に送還してしまったら大変なので、バッケンハイム側の状況を確認しながら召喚した方が無難でしょうね。

 領主の館の応接室から影に潜ってバッケンハイムへと移動しました。

 説明通りの道順で辿って行くように、ギルドの正面へと移動したのですが、影の中から覗いたバッケンハイムは大騒ぎになっていました。

 街のあちこちから火の手が上がり、狂ったように早鐘が打ち鳴らされています。

 怒号や悲鳴が街角に響いていて、逃げ惑う人の姿も見えます。


「何これ、何が起こってるの?」

『ケント様、あれを!』


 ラインハルトが指差す方向に目を向けると、巨大な火の玉が飛んで来て、街中へと落下しました。

 火柱が上がり、また新たな火の手が上がり始めたようです。


「サラマンダーか!」

『おそらく、オーガを迎撃した街の南側でしょう』

「行ってみよう。マルト、クラウスさんに一旦召喚は中止するって伝えて」

「わふぅ、分かりました、ご主人様!」


 バッケンハイムの大きな建物は、石造りであったり、土属性の魔術を使って外壁を固めていたりしますが、中には木造の家屋もありますし、柱や梁には木材が使われています。

 それに加えて、多くの街路樹や公園の木々、施設の庭木などが火の手を広げているようです。


「消防隊とかは居ないの?」

『ケント様、恐らく水属性の魔術士は、サラマンダーの迎撃に駆り出され、人手が足りないのでしょう』

「バステン、戻って来て!」

『お呼びですか、ケント様』

「ザーエ達を率いて、街の消火にあたって。風向きを考えて、少しでも延焼を防いで」

『了解です!』

「あぁ、姿を見られると別の騒ぎになりそうだから、影の中から上手く活動してね」

『心得ました』

「ザーエ達も頼むね」

「お任せ下さい、王よ」


 ザーエ達は影に潜って移動し、火元の建物を囲むと力を合わせて巨大な水球を作り、燃え盛る炎へと浴びせ掛けました。

 手荒いことこの上無い消火方法ではありますが、圧倒的な水量は抜群の効果を現し、洗い流されるように炎は姿を消していきます。


 街の消火活動をバステンやザーエ達に任せて街の南側へと移動すると、多くの守備隊員と冒険者が集まり、水属性の術士が威嚇攻撃を続けていました。

 散発的に水属性の攻撃魔術が打ち込まれていますが、ダメージが通っていないようで、サラマンダーは炎弾を吐きながら、ジリジリと街へと近付いて来ています。


「何か、統率が取れていないような……」

『そうですな。サラマンダーの足止めをするのであれば、攻撃によってダメージを与えるというよりも、大量の水を浴びせて嫌気を起こさせることを主眼を置くべきです』

「バッケンハイムの人達は、サラマンダー対策に慣れてないのかな?」

『その様に見えますが、ラウ氏ほどの人物であれば心得ているでしょうし、マスター・レーゼであれば知っていて当然かと……』

「あっ、仕掛けた……」


 ノソノソとバッケンハイムへと向かっているサラマンダーの側面に、冒険者らしき人達が斬り込んでいきました。

 七人ほどの一団は、全員が投槍を手にしていて、身体強化の魔術を使って一気に駆け寄っていきます。

 冒険者達の動きに較べて、サラマンダーはモッサリとした動きをしていて、これならばダメージを入れられそうに見えました。

 ところが、冒険者達が一斉に投げ槍を振りかぶった時でした。


「グワァゥゥゥゥゥ!」


 大気を震わせて咆哮を上げたサラマンダーは、鈍重そうな動きとは打って変わって、ギュルっと音がしそうな勢いで首を振り、冒険者達に向かって炎弾を吐き出しました。

 投擲の姿勢に入っていた冒険者は勿論ですし、その動きを観察していた僕らも全く反応できませんでした。

 巨大な炎弾の直撃を食らった冒険者達は、一瞬にして火だるまになって転げ回り、すぐに動かなくなってしまいました。

 街への侵入を食い止めようとしていた守備隊員や冒険者達も、あっと言う間の出来事に成す術も無く立ち尽くし、散発的に続いてた水属性魔術による攻撃も途絶えています。


「グルァァァァァァ!」


 再びビリビリと空気が振動するほどの咆哮を上げ、サラマンダーが大きく一歩を踏み出した途端、守備側の隊列が崩壊しました。

 隊列の端にいた冒険者が一人逃げ出すと、直後に冒険者達は先を争うように持ち場を離れていきます。


「おいっ、何してる! 持ち場を離れるな!」


 守備隊の隊長と思われる人物が声を張り上げても、冒険者達は振り向きもしません。

 バッケンハイムの街に根を下ろしている守備隊員は残っても、他の街に移動しても腕っ節だけで稼げる冒険者は自分の命の方が優先なのでしょう。


『ケント様、このままでは街に入り込まれますぞ』

「うん、分かってる。アルト、イルト、ウルト、エルト、訓練場の四隅に立って目印役を務めて」

「わふぅ、了解です、ご主人様」

『ケント様、どうなさるのですか?』

「今から依頼を取り付けるのは無理だから、丸ごと貰っちゃうよ」


 ラインハルトと話している間にも、サラマンダーは街に向かって炎弾を吐き、歩を進めて来ます。


「撃て、撃て、撃て! 魔力が尽きて、ぶっ倒れるまで打ち続けろ!」


 守備隊員の詠唱が響き渡り、次々と水属性の攻撃魔術が放たれますが、サラマンダーは意にも介さない様子です。

 そして、大きく息を吸い込むと、守備隊員達に向けて一際大きな炎弾を吐き出しました。


「闇の盾!」


 サラマンダーの炎弾は、三十メートル四方ほどの大きさで出した闇の盾に遮られて弾け、 同時に、守備隊員達の視界も遮っているはずです。


「送還!」


 突然出現した闇の盾に驚いているサラマンダーを、魔の森の訓練場へと送還しました。


「ラインハルト、僕らも移動しよう」

『了解ですぞ』


 影の空間を通って魔の森の訓練場へと移動すると、空からサラマンダーが降ってくるところでした。


 ズシィィィィィン!


地響きを立てて地面に叩き付けられたサラマンダーは、激しい衝撃によって身動きが取れなくなっているようです。

 その間に、闇の盾をサラマンダーの頭蓋骨の内部へと繋げ、ナイフで延髄を切り裂けば討伐は終了です。


『いやはや、ケント様に掛かっては、サラマンダーが赤子のようですな』

「グリフォンやギガースに較べたらね」


 問題は、サラマンダーの動きをどうやって止めるかだけだったので、訓練場の上空百メートルぐらいを目標にして送還してやりました。

 地面の上にいたはずが、突然命綱無しのバンジージャンプですから、サラマンダーもさぞや驚いたでしょうね。


「ネロ、ゼータ、エータ、シータ、サラマンダーを影の空間にしまっておいてくれるかな?」

「お安い御用にゃ」

「お任せ下さい、主殿」


 と言いつつ、ネロは闇の盾を出すだけで、力仕事はやらないでしょうけどね。


「ラインハルト、一旦ヴォルザードに戻ろう」

『そうですな。バルディーニ殿の送還は、バッケンハイムの混乱が収まってからの方がよろしいでしょうな』


 バステンやザーエ達に水属性の魔術を使って消火を行わせていますが、かなりの数の火災が起こっていたようですし、もしかすると学院にも被害が出ているかもしれません。

 バルディーニを送るのは、安全が確認出来てからの方が良いでしょう。

 領主の館に戻ると、クラウスさんは腕組みをして眉間に皺を寄せていました。

 その傍らには不安そうな表情のベアトリーチェの姿もあります。


「ただいま戻りました」

「どうした、何かトラブルか?」

「はい、バッケンハイムの街は、サラマンダーの襲撃を受けていました」

「何だと、被害はどの程度だ?」

「人的な被害は分かりませんが、街のあちこちで火災が起こっていました。今は眷族達に消火を手伝わせています」

「サラマンダーの討伐は終わったのか?」

「はい、討伐して、丸ごと影の空間にしまってあります」

「ケント、すまないがバッケンハイムの様子を確認してきてくれ。出来ればマスター・レーゼに復興の見込みも確認して来てもらえると助かるが、今日の今日では難しいか……」

「そうですね。だいぶ現場も混乱しているように見えたので、現状確認が精一杯じゃないですかね」

「とりあえず、バルディーニを送るのは、状況がハッキリしてからにする。明日はまた帰還作業があるんだよな?」

「はい、その予定でいます」

「ならば、バルディーニのバッケンハイム行きは、明後日以降にする。それでいいな?」

「はい、結構です。では、バッケンハイムの様子を確かめに行って来ます」


 再び影に潜ってバッケンハイムへと戻り、ギルドの屋根の上から街の様子を眺めました。

 建物に遮られて見えない場所もありますが、ぐるっと見渡した範囲では燃え盛る炎は見当たらず、何か所かで白い煙が立ち上っているだけのようです。


『ケント様、火の勢いが強かった場所は消し止めました。今は、ザーエ達が鎮火しきっていない場所が無いか見て回っています』

「ありがとうバステン、さすがに仕事が早いね」

『いえ、今回は私よりもザーエ達の手柄です。水の扱いに関しては、圧倒的でしたよ』

「消火によって怪我人が増えた……なんて事にはなってないよね?」

『はい、消火活動は逃げ遅れた人が居ないか確認しながら行いましたので、その点については問題ありません』

「ありがとう。バッケンハイムの人達が消火作業を始めたら、ザーエ達も引き上げさせて」

『畏まりました』


 どうにか延焼は食い止められたようですが、バステン達が見ただけでも多数の犠牲者が出ているようです。

 街中での救助、消火活動と、街外れでの迎撃戦の両面作戦を強いられていたとは言え、今回の騒動では指揮命令の系統が機能していなかったように感じました。

 その辺りの事情を聞こうと、マスター・レーゼを探したのですが、ギルドにある自室にも居ませんし、護衛のラウさんの姿もありません。


『ケント様、この様子では、レーゼ殿は街を離れているのではありませんか?』

「そうか、だから現場が混乱してたのか……」


 ギルドの中を覗いてみると、カウンターの周辺には多くの人が情報を求めて詰め掛けていました。

 元々、ギルドの建物は頑丈に作られているらしく、多くの人が避難して来ていて、そこに防衛戦から戻って来た者達が加わって、混乱しているようです。


「本当だって! 本当にサラマンダーが消えちまったんだよ!」

「討伐したら分け前が貰えるんだろう? 俺の分け前はどうなるんだ!」

「街に戻っても大丈夫なのか? リザードマンが出たって噂があるぞ」

「馬鹿、リザードマンは消火を手伝ってたんだぞ。あれはテイムされてんじゃないのか?」

「テイムされたリザードマンなんて聞いたこと無いぞ!」

「じゃあお前は、ブランみたいにテイムされたギガウルフを他にも知ってるのかよ!」


 カウンターでギルドの職員さん達が対応に当たっていますが、そちらも正確な情報を持っている訳ではないので、待ってくれるように頼み込むのが精一杯のようです。

 カウンターの奥のスペースでも職員の皆さんが走り回り、その中心に居るのはマスター・レーゼの補佐役のリタさんでした。

 アイスブルーのショートヘアが似合うクールビューティーですが、表情には隠しきれない疲れの色が浮かんでいます。

 闇の盾から表に踏み出しながら声を掛けました。


「マスター・レーゼはお留守のようですね」

「ケントさん、やはり貴方でしたか」

「依頼を受けて……とか、やってる時間が無さそうだったので、サラマンダーは僕が片付けておきました」

「ありがとうございます。手続き上では多少の問題はございますが、緊急事態なので討伐を優先していただいたことに感謝いたします」

「普通は、他の冒険者が戦っている相手を横取りするのはマナー違反なんですよね?」

「はい、ですが今回の場合は、バッケンハイムの者だけでは手に負えない事態でしたので、こちらから抗議するつもりはございません。ただ、うちから依頼を出しておりませんので、討伐の報酬はサラマンダーを売却した金額だけになってしまいますが……」

「構いませんよ。サラマンダーの権利まで主張されたら困りますが、ある意味、勝手に討伐をしたのですし、事前に報酬の交渉も行っていませんから、そこまで要求するつもりはありません」


 突然姿を表して、リタさんと親しげに話す姿を、僕を知らない職員は驚いた様子で見守っています。


「ケントさん、リザードマンが消火を手伝っていたという話を耳にしておりますが……」

「うちの眷族ですね。水属性の魔術が使えるので、消火を手伝ってもらいました」

「そうでしたか。サラマンダーがバッケンハイムに現れるなんて数十年に一度あるか無いかなので、守備隊の対応も上手く機能していなかったようで、街中の火災に対応する人員が不足していたので助かりました。ラウ氏がいらっしゃれば、状況も変わっていたかと思うのですが……」

「そう言えば、レーゼさんはどちらに?」

「はい、マスター・レーゼはブライヒベルグに出掛けております」


 ブライヒベルグは、ランズヘルト共和国における商工業の中心都市だそうで、国の方針を決定する会議が行われる政治の中心でもあるそうです。

 ヴォルザードよりも近いとは言え、馬を走らせても二日は掛かります。

 サラマンダーの接近は、昨日の午後に鳥を飛ばせて知らせたそうですが、まだようやく届いたばかりでしょう。


「知らせが届いたとしたら、レーゼさんは戻って来られますかね?」

「はい、サラマンダーと聞けば戻って来られると思いますが……」

「討伐が終われば、戻る必要は無いのですか?」

「そうですね。これだけ被害が出ていますので、混乱はすると思いますが、マスターが戻られて対応するほどではありません」

『ラインハルト、ブライヒベルグには行ったことある?』

『ありますぞ。道案内ならばお任せ下され』

「リタさん、僕がレーゼさんに知らせてきましょうか?」

「よろしいのですか?」

「ええ、乗りかかった船ですし、移動するのは簡単ですからね」

「ありがとうございます。是非、お願いします」


 マスター・レーゼの滞在先を教えてもらい、ブライヒベルグに向かうことにしました。

 リタさんには、戻って来るまでの間に、分かる限りの被害状況をまとめてもらいます。


『では、ケント様、参りますか?』

「うん、よろしくね」


 また行ったことの無い街へと向かうのですが、ラインハルトの案内で影の空間経由なので、旅の情緒のようなものは皆無ですね。


『ほぅ、やはり随分と街が発展しておりますな』

「リーゼンブルグの王都、アルダロスにも負けてないんじゃない?」

『今、我々が居る場所は、ワシらが生きていた頃は街の外でした』


 影の中から覗いているだけですが、僕らが居る場所は街のど真ん中かと思うほどの賑わいです。


「えっと……どっちがギルドのある方向なんだろう?」

『あの高い塔がある方向が街の中心部です。ブライヒベルグのギルドもあちらですな』

「一旦、あの塔まで移動して、上から眺めてみるよ」

『そういたしますか』


 地上五階分ぐらいの高さがある塔は、教会のモニュメントのようなもので、人が上れるようには作られていませんでしたが、影に潜れる僕らには関係ありません。

 塔のてっぺん近くから見下ろすと、ブライヒベルグの街は街道に沿って液体が染み出すように広がっているようです。


「ヴォルザードと違って、壁を築く必要が無いから、こんな広がり方になってるんだろうね」

『そうですな、バッケンハイムから然程離れておりませんが、魔物が現れる頻度はグッと下がるようです』

「イロスーン大森林みたいな森が近くに無いからかな?」

『それが一番大きな要因でしょうな』


 ブライヒベルグの周囲は、牧草地や耕作地が広がり、雑木林程度はあるものの深い森はありません。

 おそらく、魔物だけでなく野生動物が現れる頻度も低いんじゃないですかね。


『ケント様、見物は用事を済ませてからの方がよろしいのでは?』

「そうだった。肝心な事を忘れるところだったよ」


 塔から見下ろす場所にある、ブライヒベルグのギルドでマスター・レーゼを探しましょう。


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