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異世界の死天使  作者: taka
第一章
6/13

話し合い

展開がものすごく緩慢です。まとめきれずに申し訳ありません^^;


追記:書き直し

「ええ そうね。これから私達がどう判断するか? を決めなきゃね」


犬養先生がため息をつきながら呟く


「ってかよぉ~ クラス委員様グループはもう結論は出てんだろ? だったらそれで押せば良いだろ。なに表面を取り繕ってんだ?」


秀郷の言い分を聞いてピクッと眉を動かす光輝。しばらく考えた様な仕草を見せた後、ゆっくりと秀郷の方を見る。


「どういう事だ? あ、この疑問は今の発言全てにおける疑問と捉えてくれて良い」


はぁ~ とため息を付きながら言う。


「結論が出てる、それで押せば良い、ってのはお前達の性格が解っていれば一目瞭然なんだよ。どうせ「みんなが困ってるんだからぁ~」とか言って、勝手に誘拐した連中の為に色々やるのは目に見えてんだよ。その実、自分達の力を誇示したいだけというのが本当の所なんだろうがな。次に結局俺達も結論は出てて、お前達の結論が協力するとなった場合その通りにやらざるを得ないってこった。もし断って、あとどうするよ。流石にいつまでも世話になるわけにはいかねぇからテンプレ通り冒険者やるという手もあるが、なんの師事も受けてねぇ俺達が冒険者をやるというのは死にに行くようなもんだ。じゃあ黙って農民でもやるってのか? ま、やりたいという奴を俺は止める気はねえが、少なくても俺はごめん被るぜ。「もうごめんだ!! 俺は家に帰らしてもうらう」という手もある、だが待てよ? そうだ元の世界に帰れないんだった。帰る方法はなんだっけかな~? そうそう魔族の土地にある伝説の魔王の城に行かなきゃ行けないんだった・・・・・・・ これで「断る。俺は自由にやる」って奴が居たら、俺はそいつに対して非難や罵倒じゃなくて同情と哀れみを贈ってやるね」


ふぅ~ と一息ついた後


「最後はお前達向けだな。ほかに選択肢が無い状態で、みんなの意見を聞いた上で決定しました、的な状況を作り出そうとか本当につくづく俺の親父同様偽善者だよな。クラスでの決め事でもお前やお前の取り巻きが勝手に決めて、それを追認しているだけって状態だったよな? 俺は知ってんだぜ? 以前に小菅がお前の提案に反対した後、徐々に周りから非難されて無視されるようになったがそれを煽ったのが 護 って事をよぉ!!」


「て、てめぇえ!!」


「おっと、まだ話は終わってねぇぜ。光輝、お前 楓 の事が好きなんだろ?」


「な、なにを・・・・・・」


「その 楓 が頭でっかちで生っちょろい 孔明 と付き合ってんのが気に入らないから、あいつをそこの田山を使っていじめてんだろ? いや、あれを見た時は俺もゾッとしたなぁ~」


「き、君!! そんな根も葉も無い事を言うとはどういうつもりだ。それに、証拠は何も無いじゃないか!!」


「ああ、そうだろうな。さしずめ、剣道界のホープで雑誌や新聞にも掲載されてる。親は大企業の重役、頭の良さも楓・孔明とともに三傑の一人のお前と、素行の悪い俺や孔明の証言の信用度じゃあ比べ物にならないな。そこもお前は見越してんだろ?」


周りがガヤガヤと騒ぎ出してきた。


「まあともかくだ、平穏無事な俺達の世界でやられてた追い込みじゃあなく、ガチで選択肢が無い以上、とっとと決めちまうのは当然だ。皆の意見を聞くまでも無いって事なんだよ。それとも何か? 何かあれば「お前達の意見も聞いた上で決断したんじゃないか!!」と反論できる保険でも欲しいのか?」


この発言を受けて、光輝は非常に苦虫を潰したような渋い顔をしている。


そこに、りんとした声が届いた


「こら、秀郷君!! この大事な時期、皆で力を合わさないといけない状況なんだからそういう事言わないの!!」


犬養先生がそう注意を促すと


「なぁ、光輝~ こいつやっぱ殴って良いか?」


護 も教師に続いて発言したあと秀郷に向かい


「なぁ秀郷、ちょっと父親が理事長で政治家だからと言って、調子に乗んなよ? お前は勘違いしてるようだが、両親とか家族に頼れない。力関係だって現実のように反映されない、って解ってるのか?」


護 がさらに追い討ちを掛けると、秀郷はニヤッと笑ってこう切り返した


「確かに護の言うとおりだよなぁ~ それは当然お前等にも言える、って事解って言ってんのかな? ましてここではマジで命のやり取りをしてる場所、お前等が主導してきた学園生活がそのまま続くと思ったら大間違いだぜ?」


シ―――――――ン・・・・・・・・


静寂の後急に喧々諤々の議論が巻き起こった


「そうだそうだ!! 秀郷の言うとおりだ。いつまでも俺達の時代だと思っていたら大間違いだ」


「何よ、誰がどうみてもリーダーは光輝君が相応しいじゃない」


と、そこに先生から大声で一言


「は~い 静かにしてください。とりあえず結論が出たのですから、これで議論は終わりです。光輝君、私達の結論をイデーレさんに伝えて来てね」


「解りました、先生」


そう言って光輝は退出し、イデーレに伝える事になった。

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