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電車の彼  作者: 小夜
7/8

希望

随分遅くなってしまいすいませんでした(汗

続きです‼︎これからもちょこちょこ更新していきたいと思っておりますのでよろしくお願いします‼︎( ̄^ ̄)ゞ

…ショックだった。


どうやって帰ったのか覚えてないが、気づいたら家にいた。そして、家に帰ってから自分が失恋した、ということにようやく気が付いたのだろうか、急にボロボロと涙がこぼれてきた。


「は、ははっ。告白してすらないのに、失恋とか…。」


ーーーーーーー


「…いってきまーす。」

「?あら、今日は早いのね。」

「…うん。」


電車は前と同じ一本前のものに乗ることにした。


ーーーーーー


部室にはいるとロッカーの前になっちゃんがいた。「おはよー」私が声をかけるとなっちゃんはバッと私を振り返り、少し顔色を悪くして言った。


「お、おはよ千紘。…あの、ごめんね?」



「…いいの。大丈夫だよなっちゃん」


そうわらって言うとなっちゃんは痛そうな顔をした。


「そっか…」


ーーーーーーー


あれから一週間。ヒロ君のいない電車にも慣れたもので、初めは乗るたびに一瞬ヒロくんがいないか探してしまったが、そんなこともなくなった。


今日もいつも通り吊り革に掴まって電車の動きに合わせて体を揺らす。


がたんごとん、がたんごとん。


「なぁ。」


後ろから声をかけられた。とっさに心臓が跳ね上がり、ふらふら揺れていた体もピタリと止まる。


「え?…」

「これって君のだろ?」


ゆっくり後ろを向いてみると、日に焼けた黒い肌に広い肩幅、そして寝癖つきの短髪。


「君、体育祭に来てた“千紘”って子だよな?」




ヒロ君…

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