~プロローグ~
小説初投稿で、文章能力も言葉の引き出しもほとんどありませんが、とりあえず完結を目指し頑張っていきますので…
よろしくお願いします!!
目の前には不思議な…光…??
光っているのはなんなのだろう。
朦朧とした意識の中ふと頭をよぎった一つの疑問。
確かめようと体に命令しているつもりなのだがこの異常な眠気のせいか体は全く動いていない。
あったかいなぁ、と心が自然に穏やかになるのはこの何らかの不思議な光の力なのか。
それともこの陽気な日差しを浴びているからなのか…。
いまにも夢の扉をノックしてしまいそうな頭でそこまで考えたとき私にもう一つ疑問が生まれた。
あったかい…?
陽気な日差し…?
だって、いまは8月で、夏真っ只中で、日差しを体全体に浴びて寝ているとするなら暑さで飛び起きていてもいいものだ。
眠気が覚め始めたのだろうか。
次々に疑問が浮かぶ…。浮かぶのに私の思考回路では解き明かせないらしくどの問いにも答えてはもらえなかった。
仕方がなく目を開けた。せっかく覚めた眠気が再び私を誘惑しないうちに、思い切り助走をつけ一気に上半身を持ち上げっ…
「きゃあっ……!?」
え…、きゃ…きゃあ??
少し控えめで可愛らしい女の子の悲鳴が聞こえたような気がしたのはおそらく間違いではないだろう。
体の状態はそのままで私は顔だけを少し上にむける。
私は予想外の光景に呆然とし、しばらく目の前の人物と見つめ合っていた。
しばらくと言っても実際には五秒くらいしかたっていなかっただろう。だが、そのくらい私を混乱させる
には充分過ぎる景色が目の前にあった。
私は本当に夢を見ているのだろうか。
私の前に立っているのは、肌が白くて、メルヘンなお花の飾りが印象的なさらさらの髪、黄色と青と赤のふんわりとした…ドレス??と一般的には言うのであろう衣服を身につけた美少女であった。
普段街中では見かけないであろう格好をした美少女がコスプレである可能性を私がすぐに否定したのは
いま私がいるこの場所が私の見覚えのない……
いや、それどころかここが日本なのかどうかすら疑いたくなるほど綺麗で壮大な大自然の中にいるからである。
「あなたは…誰??ここは……どこーー!?!?」
慌てふためく私の前にいる美少女はびくびくしながら重い口を開いた。
「私の名前は……」