ひよっこ巫女とはじまり
「わ、悪かった、私が悪かったよ。なあ、これぐらいで勘弁してくれよ。」
わたしの長々とした説教に魔理沙さんがとうとう音を上げました。
「そうですね、反省してるみたいですしこれくらいにしてあげます。」
「そ、そうか。それならよかった。」
「ただし、しっかりと事情を話してください。」
魔理沙さんが話したことをまとめると、____
魔理沙さんは以前話していた女好きの妖怪について調査していたらしいです。
その調査の結果、最近人里の近くに出没していると分かったそうです。それでその妖怪が女を襲う夜にその場所に張り込んでみたところ、なにやら大柄で怪しい人間が現れたとのこと。
そいつに話しかけようとしたところから記憶がない、ということです。
わたしはこの話を聞いて、さっき頭に引っかかったものが何だったのか分かりました。そして決めました。
「魔理沙さん。わたしもその妖怪を調査します。そしてぶっ倒します。」
「お。お前もその気になったか。それじゃあどっちが先に倒せるか競争だな。」
「なにいってるんですか。魔理沙さんも協力するんですよ?」
「え」
「当たり前じゃないですか。操られていたとはいえ、神社を燃やしたのは事実なんですから。責任は取ってもらいますよ。」
「....まじかよ。」
こうして、私達とこの妖怪との戦いが始まったのです。