表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方色魔境  作者: 赤鴉
6/15

ひよっこ巫女と分析

 魔理沙さんを倒したわたしは、神社をわたしが出発する前の状態に戻し、魔理沙さんを神社の備え付けてある布団に運んで寝かせてあげました。


 寝ている魔理沙さんを横目に、わたしは思慮に耽ります。先程の魔理沙さんの様子は、明らかに正気ではありませんでした。魔理沙さんはこちらが話しかければ異変の犯人相手でも啖呵を切ったりする人なので問答無用で襲いかかってくるなんてことはないはずです。


 あと、気になる点として、わたしの能力で視た先程の魔理沙さんは何故か()()した状態だったのです。発情して辺りを焼き払うとか危なすぎますし、帰り道でみた魔理沙さんは箒に乗って移動していましたが、肉体の状態の変化の履歴を視た限りでは発情状態になったのはこの神社に来るより4時間以上も前なのです。


 もし発情したら癖とかがあるのであれば、そういった事件が他の場所で起きたりして、チラシを配りに来たわたしに相談が来るはずです。


それが無いということは、そういったことを少なくとも人里やその周辺ではここに来るまでにしてはいなかったということ。つまりはそんな癖は多分ない訳で、何かに操られていた可能性が高いという事。


….?あれ?なんか前にそんなこと聞いたような....なんだっけ?

「う、うーん...。」


わたしが前の記憶を引っ張り出そうとしていると、魔理沙さんが目を覚ましたみたいです。


彼女は上体を起こして、眠気眼のまま、あたりを見渡しながら、


「うん?ここは...博麗神社?」


何事もなかったかのように、そう言いました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ