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政志!....〈亮〉の旅路

政志!!~最強のNTRハンター〈亮〉再び/史佳編

掲載日:2022/08/23

また書いてしまった...

 池尻美由紀の一件がようやく片付き、俺は自宅アパートでストロング缶を傾けていた。

 やはりストロングは凄い、忽ちアルコールが身体に染み渡る。

 美由紀が居た二日間は生殺しで、酒もゆっく飲めなかったからな。


「やれやれだ」

(全くだな)


 〈亮〉が親しげに話掛けて来る。

 酒のせい...いや違う。

 先程友人に借りた歓喜(エロ)のDVDを鑑賞したからだ。

 もっとも、〈亮〉は折角の芸術鑑賞をことごとく邪魔をした。


(あんな声、出すかよ)

(ありゃ演技だ)

(あれで女は感じねえよ)


 うるさくて集中出来なかった。

 久し振りに発散出来ると思ったのに、コイツは。


(悪い悪い、やっと池尻が帰ってくれたのにな)

「全くだぞ」


 男には発散しなければならない時がある。

 元カノとはいえ、安易に手を出してはダメだ。


(よく女を前に我慢出来たな)

「当然だ」


 性欲はもちろんある。

 正直セックスも少しは...いや本当は凄くしてみたい。

 しかし『愛し合う恋人と』でなければならない。

 美しい男女の交わり、愛する二人の甘美な時間...


(なに青臭い事を。

 美由紀だけじゃないだろ、今まで何人抱いて来たと思ってる?)

「お前のせいだろうが!」


 〈亮〉は人の身体を乗っ取って、それも訳有り(彼氏持ち)ばかり。


(安心しろ)

「安心?」


(お前が寝取った女の彼氏は皆クズだ)

「なぜ分かる?」


(経験だよ)

「...説得力あるな」


 前世で何度もNTR(寝取り)をし、結果破滅を繰り返した〈亮〉。

 罰は下り、転生を許されなくなった〈亮)は実体を失い、俺に憑依した。

 哀れな男の言葉は、有無を言わせぬ説得力があった。


(だから詳しく解説するな!)

「事実だろ?」


(...否定はしねえよ)


 情けない事だ。


(池尻、また来るって言ってたな)

「もう勘弁してくれ」


 話は美由紀に戻る。

 美由紀は二日間俺の部屋に滞在し、昨日やっと地元に帰った。

 もちろん俺は(〈亮〉に操られていたのはノーカン)手は出さなかったが、夜な夜な美由紀に迫られ、挙げ句大学にまで付いて来られて大迷惑を被った。


『帰らなければ、二度と会うことは無い』


『分かった、次来る時は抱いてね』

 美由紀は満面の笑顔でやっと帰ってくれた。

 引っ越しを考えようかな。


「...諦めてくれたら良いんだけど」

(無理だろ、あれだけヤリまくりゃ)


「お前がしたんだろ!」


(1人の女を救ったと思えよ)

「あれでか?」


 根戸に騙され、教え込まれたセックスの依存症になっていた美由紀。

 自分で性欲のコントロールが出来なくなってしまい、元恋人である俺のアパートにやって来た。


『政志のプライドをズタズタにしたら、何でもしてやる』

 根戸からそう言われたと、美由紀は言っていた。

 どうして根戸に恨まれているのか、分からない。

 美由紀にも聞いたが、それは分からないとの事だった。


「大丈夫かな」

(何が?)


「美由紀だよ、また龍太に操られたりしないかって」

(...心配するな、あれは正気に戻った(つら)だ)


 亮の言葉にいつもと違う真剣な物を感じた。


(根戸だったか?

 もう池尻はアイツの好きに出来ねえさ、深追いしたら破滅だぜ)

「...〈亮〉」


 って事は、〈亮〉がやらかした数々の破滅に当てはまるのか...やはりコイツは哀れな奴だ。


(うるさい!結局二年前に美由紀を寝取られていたのを気づかなかった間抜けが!)

「知らなかったからセーフだ」


 真実はどうあれ、普通の別れだと思っていたから問題は無い。


(さすがは寝取られのエキスパートだな)

「...黙れ」


 そう思わなきゃ、心の均衡が保て無い。

 こっちはこっちで、寝取られの悪夢を繰り返して来たんだ。

 義姉妹、中学時代の初カノ、そして美由紀...まだ居たかな?

 思い出せない。


(ったく、優しすぎるぜ。

 美由紀とヤることヤったんなら、さっさと追い出しゃ良いもんを、二日間何にもしねえで、泊まらせるなんてよ)

「...まあ情が残ってたのかな」


 落ち着きを取り戻した美由紀とじっくり話をした。

 懐かしい高校時代の話、昔の美由紀を思い起こさせてくれた。


(...なあ政志)

「なんだよ」


 せっかく感傷に浸ってるのに。


(この前の映像の女、史佳だっけ?)

「聞きたくない」


 根戸から送られて来た映像に、映っていた幼なじみの山井史佳。

 殆どセックス部分は映って無かったが、やはり気分の良いものでは無かった。


(いや聞け)

「いやだ」


 しつこいな、〈亮〉はアッサリした奴の筈なのに。


(史佳はクスリを使われてるぜ)

「クスリ?」


 また聞き捨てならない事を。


(間違いねえ、あの乱れっぷりは媚薬、催淫剤の常習者だ)

「それがどうした」


 媚薬に興味なんか無い。


(乱用すると後遺症が出るぜ)

「後遺症?美由紀みたいにセックス依存の事か」


(それもだが、それだけじゃねえ、媚薬や催淫剤の中には依存性の強いのもある。

 コントロール出来りゃ良いが、ガキには無理だろう)

「...まさか」


 これも〈亮〉の実体験からか。


(あのままじゃ身体壊すか、心を病むか、どっちにしても最後は...廃人だな)

「...史佳が」


 さすがに目覚めが悪い話だ。

 しかし俺にしてやれる事は無い。

 むしゃくしゃする、飲まないといられない。


(お、おい、大丈夫か?)


 冷蔵庫から出した新しいストロング缶に戸惑いの声を〈亮〉が上げる。

 意識が飛んでも、〈亮〉は決して見境なく俺を操って、女性を襲ったりしない。

 それは前世で懲りているそうだ。


「飲みたい気分なんだ」

(...なら止めねえが、程ほどにしとけよ)


 更に染み渡るアルコール。

 ピッチが早いせいか、酔いが早くて...


「...なんだろう?」

(うるせえな)


 またしても響く、ドアを叩く音。

 しかし前回の美由紀みたい...な感じじゃない。

 [ドンドン!]そんな音だ...


(誰だよ)

 既に政志は酩酊状態、俺は政志の思考を乗っ取り、扉を開けた。


(お前は...)

「...誰?」


「早く開けなさいよ」


 コイツは確か映像で見たぞ。

 政志の幼馴染みの山井史佳とか言ったな。


「上がるわよ」


(なんだあ?)

「...おい」


 ずかずか部屋に上がるなんて、良い度胸してやがる。

 そのままドッカと山井は腰を下ろした。


「久し振りね...政志」


「......」

(...おい政志)


 ダメだ政志の奴、完全に潰れやがった。

 身体を乗っ取れても、俺は話す事までは出来ねえ。


「こんな下らない物見てるなんて...美由紀の言ってたのは、やっぱり嘘ね」


 史佳はテーブルに置かれていたエロDVDを見て溜め息をした。


(だから何だ、若い男なら誰でも見るだろ?)


「...美由紀に」


(ん?)


「アンタ美由紀に何したの?

 昨日帰って来て、龍太にもう二度と会わないって...」


 ...へえ、ちゃんと決別したのか、まあ予想通りだが。


「龍太...荒れ狂って美由紀を滅茶苦茶に抱いたのに...全く感じて無かった」


 そりゃそうだ、あんな自己中セックスじゃな。


「...ふざけるな」


(ん?)


「なんで美由紀なの?

『もう政志しか』って。

 アイツ(美由紀)...何なの?

 美由紀も私と同じ、墜ちるまで墜ちた筈なのに...」


 泣いてやがる。

 こりゃ見覚えがあるな、初恋を諦めきれない女の典型だ。

 もっとも、俺は寝取った側だが。


「...何か言いなさいよ」


(喋れねえんだ!)


 すまんな政志、これも人助けだ。


「何...何なの?...ンブ!」


 とにかく黙らせよう。


「ハア...何なの?

 私が何しても、幼馴染み扱いだった癖に」


 キスじゃ墜ちねえか。

 いや目が蕩けて来たな。


「抱きたいの?

 でも残念ね、私は龍太以外は全くダメなの、そんな身体変えられたの...」


 自分から脱ぎやがった。

 龍太の実力は映像から大体の想像が着く。

 所詮はクスリ頼み、だが侮れねえ。

 一気に塗り替えねえと、また龍太の元に戻っちまうからな。

 にしても、随分と使い込まれた身体だな。

 龍太の趣味が知れるぜ。


「そうよ...もう私は元に戻れないの」


 甘い、こちとら、もっとエグいのを見て来たんだ。

 俺が命じたり、女が自分から入れたりとな。

 こんなのは整形外科にでも行けば、直ぐ元に戻せるさ。


 だが若いのに、これを晒すのは覚悟が要っただろう。

 ましてや、まだ好きな初恋相手に、初めて見せる裸がこれじゃな。


(...俺も覚悟を決めるぜ、政志...本気で行くぞ)


「嘘...何それ...信じられない」


 史佳の視線が一点に集中する。

 因みに俺は全裸だ。


「や...ヤメ...アアアハハラアア」


 ふざけた喘ぎ声を無視する。

 俺は一気に全テクニックを史佳へとぶつけた。





「イテテ」


 昨日は飲み過ぎた。

 全身が重だるく、鉛の様だ。

 なんだったかな?確か最後は誰かドアを...


「...政志」


「へ?」


 なんで史佳が俺の腕を掴んで寝てるんだ?

 あと、全身汗まみれで...全裸?


「おい史佳...」


「やっと声が聞けた...

 もう離さない...政志...愛してる」


「...ング?」


 なぜ俺に史佳はキスをするんだ?

 一体何が起きた?


『おい〈亮〉!』

(...なんだよ、俺は疲れてんだ)


 脳内に叫ぶと、気だるそうな〈亮〉の声がした。


「お前またやったな!」

(ああ明け方まで、5時間も掛かったぜ。

 これで史佳も安心だ、クスリなんかにゃ負けねえな)


「ふざけるな!!」


 呑気な〈亮〉に叫んだ。

 またコイツはセックスで史佳を龍太から...


(違うな)

「違う?」


(お前だったからだ)

「俺?」


 (コイツは望んでいた、それを手助けしただけさ。

 単なるセックスだけじゃ、史佳は取り返せ無かったぜ)


 〈亮〉の真剣な声が頭に響いた。

 史佳はずっと俺に身体を埋め泣いていた。


「愛してる...もう絶対離さないから」


 そう呟いて。

〈亮〉と政志の、旅は続く

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― 新着の感想 ―
[良い点] これは良いAIBO。 NTRハンターシリーズ最高ですね。
[良い点] でた!恒例のネトラレ女。何度、やらかしたら気がすむんですかね。
[良い点] 蛇の道はなんとやら、目には目をNTRにはNTRとww [一言] 案外良い相棒みたいだな。まあやったことに対して責任を持つことと、マサシの許可のもとやれとw
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