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怪人は引っ越しする①

よく考えたら朝投げた方が

効率良いのでは?ということに気付いたので

更新です、これからも朝に投稿することにします

昼投稿?知らない子ですね(すっとぼけ

彼女たちから解放された。その事実にテンションが上がる。

家に入ってすぐに祝杯コーラを挙げる。

酒は飲まない。なぜなら、私はお酒に対する耐性が著しくないらしく、

以前、飲み会に誘われた時に一杯で飲み会の最中の記憶の一切を失い、

ひどい二日酔いに悩まされた上で

その時の飲み会以来飲み会に誘われなくなった。

飲んだ後のことを参加者に聞いても

「絶対飲むな」という忠告を口酸っぱく言われただけで、

何があったかは誰も教えてくれなかった。


それ以来、飲むのが怖くてお酒は飲んでいない。

そもそも二日酔いが思った以上に気分が悪かったので

絶対に二度と経験したくない。


その夜は非常にジャンキーな食事をだった。

ピザっておいしいね!!コーラと一緒に食べたくなる

アメリカンな方々の気持ちがよく分かった。

(カロリーと美容的に)いけないことであることはわかるが、

それでもおいしいものはおいしいのだ。


◆◆◆◆◆


翌日、引っ越しのための荷物整理を始めた。

ゴミはちゃんと分別して、なおかつこの際の不用品整理を開始する。


雑誌…これはいる。この号は最高だと残していた。

これからも残す方向でいいだろう。


怪人時代の連絡装置…いらない。

後でアカウントを作るだけ作って放置していた

フリマアプリにでも売りにでも出してみようか。


怪人時代に天才ドヘンタイに着るよう強要された衣装…

燃やす。跡形もなく燃やす。これだけは私が直々に

この世から消し去らなければならない。

なんでこんなタカラッカーみたいな衣装を素面で作れるのか…


そんなことを考えながら作業した結果、想定よりも早く荷造りが終わってしまった。

引っ越し業者の方が来るのもまだまだ先だし、友人に連絡しておこう、と思い

SNSアプリを起動する。


《ロックリサン》


『引っ越し作業終わった』


『おお、思ったより早かったね』


最初に言うべきことは終わった。

それ以外には何か…そうだ、喫茶店の名前を聞こうと思っていたんだ。


『そういえば、喫茶店の名前ってどんなの?

 そういえば聞いてなかったな、と』


『あー、確かに言ってなかった。

 あー…でも実際に言うのハズい…』


『そんなおかしな名前なの?』


少しばかり不安になってきた。


『いやいや。別に大した名前じゃ…

 わかった、もう言う。サマシャード』



『待て』


『待ってそれ』


それは…


『そうだよナッさんのオンゲのプレイヤーネームだよ悪い?』


こ、こいつ開き直ってやがる…!!

そうなのだ。私は、彼女たちとの予定が入っていない

休日にこのロックリサンとオンラインゲームで遊ぶことが定番であり、

それなりの数のゲームをプレイしてきたため、よく使う名前はお互いに知っている。

その中の名前の一つをこの友人は、岩山白菊いわやましらぎくは使ったのである…!

しかもよりによって黒歴史扱いしてる名前を…!


『まあいいでしょ?別に減るもんじゃないし』


『ゆるさん』


今の私は憎悪に燃えている、故にもう容赦はしない。


『喫茶店のメニュー表の店長のおすすめみたいな欄に

 店長(145㎝)ってつけておきますね(^^)』


『は?』


『おまけで前遊びに行ったときにで魔法少女コスで

 欲しい本に手が届かなくて精一杯

 手を伸ばしてる写真も添えときますね(^^)」


ちょっと互いをコスプレさせる権利をかけて格ゲーで殴り合った結果、私が勝ったので、

魔法少女コスを着させて出かけたのだ。

ちなみに私が負けたら男装をさせようとしていたらしい、ご丁寧にウィッグまで用意して。

ちなみにこちらも魔法少女コスを用意したので

同罪である。


『何で撮ってるの!?』


『ロクさんの弱みを握るため』


『なんでぇ!?』


『こういうことがあるから』


以前も私の黒歴史を笑いにかかったので、

こんなことをする奴だと分かっているのだ。

対策を用意するのは当然である。


「こんにちわー、引っ越しのクロシロコメトでーす」


おっと、時間のようだ。


『引っ越しの人来たから切るねー』


『まって!?まだ話があるからいかないで!?!??』


そこまで見てアプリを切って引っ越し業者の方の対応をする。

すぐに作業に取り掛かり、あっという間に引っ越し作業は終わった。

今日でこの部屋ともお別れか…そう思うと、少し寂しくなる私だった。

評価、ブクマよろしくお願いします!

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