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怪人とヘンマ

本日二話目の投稿、今日はこれで終わりです。

ヘンマについてのお話となっております

ヘンマ。と言ってもこれはメディアが打ち出した

略称で、heavens(ヘブンズ) earth(アース) now(ナウ) magic(マジック)…みたいな名前だったか?

とにかく中二病をこじらせたような名前の長ったらしい

組織名を頭文字で短縮したそんな組織が存在した。


存在したというのはあの天才が世界中全ての裏という裏の組織を

壊滅させたからに他ならない。奴の功績は非常に大きいとともに

世界征服一歩手前までコマを進められた要因の一つとなっている。


ヘンマの目的は一つ、

現代に実在するか現存している魔法を発見することだ。

以前はその行動も一部のマニアが作ったただの魔法を見つけたら教えてね

程度のゆるゆる組織で、たまーに面白い映像が発見されては

「これは現存する魔法だ!(不自然な加工後あり)」でたまーに

バラエティ番組に映像が乗るくらいのものだった。


が、ある時に妙な人物が内部に入り込み

公式SNSに妙な投稿が増え始めてその後テロ活動を開始した…

みたいな感じだっただろうか?


とにかく純粋に魔法探しをしていた組織はそんなこんなで

テロリスト化したらしいものの、その程度ならば

国が秒で制圧できるだろう。

なにせ元々がおふざけ集団でしかないのだから

国に比べたら武力なんてほぼ持っていないにも等しい。


世間もそう思っていたのだが…実際のところ

ヘンマは逆に軍隊をほぼ全滅させてある国を支配してしまった。


続けて各国に宣戦布告を開始し、

近隣の国のいくつかの軍隊を壊滅させた末に

あの天才の作った組織が他に台頭し始めた組織も含めて

事態を鎮圧、その際に使った技術を

大々的に国家に売り込み大々的な信用を得てから

世界征服を始め、魔法少女がそれを阻止した末に

今の現状がある…といった感じだ。


◆◆◆◆◆◆◆


「うん、大体わかった。なるほどね…ありがと」


「少し言葉足らずな部分があったと思いますが、

 ご理解いただけたようなのでよかったです」


ふーん、なるほど…

今回得た情報を整理しながら私はうんうんと頷く。


なーるほど、そういう意味での切り札か…

新たな問題は浮上したものの、これからの生活に大きな変化をもたらす

物では今のところないようだ。


「ちなみに、現状の仮想敵はどこ?」


「新生したヘンマです」


「ヘンマ…?なんであんなところが」


「私が文字通り死ぬほど頑張って全部再誕魔法の根源たる

 宝石への道全部埋めたのに、なんでか復活したらしいんですよね。

 しつこいので全員不審な死を迎えてほしいんですが」


ヘンマ、確かにあそこならかなり強敵として

とらえられてもおかしくはないな…でも、あの魔法少女が

負けるさまが予想できないのでそれこそナツさんが保険扱いされるのも

納得だ。できることはやっておきたい天才の思考も理解できる。


「ありがとーとおやすみぃ…」


「え」


少し頭を使い過ぎたのと、

ここ最近の不安(主にナツさん関連)とか

疲労が相まって話を聞き終わった瞬間に意識を失いかけるが、

その途中で前に手を伸ばしてミニナツさんを回収し

抱き枕にして寝る。わ、ふわふわだ…


「とても不本意ですが…とりあえず、貸し一つということで」


「もちろんぅ…」


私はミニナツさんに返答した瞬間に力尽き、深い眠りに落ちるのだった。

ミニナツさん「今度この貸しフル活用して色々がんばろ」


ブクマ、評価よろしくお願いします。

誤字脱字あれば報告お願いします。

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