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怪人と話し合い

まだ進まぬ、そして遅れて申し訳ないorz

アルバイトの子を交えて、話し合いが始まった。


「まずは、昨日起こったことを整理しよう。

 私たちがオープンした、この喫茶店「サマシャード」に

 スイーツ巡りが趣味って言われてる「五花の魔法少女」の一人、

 羽田瑞希さんが来て、その結果として大繁盛。

 そして、それを加味したこれからの方針をこれから話し合うんだけど…

 理解できてない人はいる?」


「質問です!」


「はい、蘭花ちゃん!」


「どうしてそんな有名人がここに来たんですか?」


「うーん…それはね…」


「それは私が説明するよ」


白菊さんにまだことの顛末を話していなかったことを思い出し、

説明を引き受ける。


「まず、瑞希さんがスイーツ巡りが趣味って言ってたんだけど

 このお店はレアケースなんだよね」


「レアケース?何でですか?」


「瑞希さんがオープン初日に気になったお店に行くなんてことは

 めったにないから、SNSとかでも話題になってるしうちのお店の知名度は

 初日からうなぎ上りに上がってるんだ」


「なんでそんなこと知ってるんですか?」


「知り合いに詳しい人がいるからかな」


後ろで白菊さんが笑った。ちょっとイラついたので

後で怪人のスペックフル活用でイタズラしてやろう。

そして私に続けて白菊さんが言う。


「ともかく、このお店の人気は急上昇。

 そして、これからしばらくは毎日繁盛が半ば確定してる、

 だからこれからどうやってそれを捌くかの話し合いをしようね」

 

今回の最大の問題はそこにある。

広告塔として著しく強力に作用する「羽田瑞希」というビックネーム。

その影響は計り知れず、この店はうれしい悲鳴どころか

疲労による苦悶の声が響き渡る可能性があった。


「まず、私の意見だけど土日祝日の日は人が多くなると思うから、人数を制限する意味で

 予約制にして、平日は普通にしようと思うんだ」


「私もそれがいいと思います、昨日だけで相当な量のココアだったり生クリームだったりを

 消費しましたから。これからもそれを続けるとなると中々に手間です」


私も賛成だ。それが一番いいだろう。

だが、ちょっと気になることがあったのか、太陽くんが手を挙げる。


「人手を増やす、っていうのはダメなんですか?

 土日も人を増やせば回せると思うんすが…」


「いい質問だね。私もそれは考えたんだけど、まず、このお店の大きさね。

 キッチンの人を増やす、まではいいけど、ホールとかを増やすとなると

 中々に狭くなっちゃうんだよね」


「そうなんすか…ありがとうございます!」


どうやら納得できる答えだったようだ。

そこからも話は続き、大まかにはこの案で行くことに決まったのだった。

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