閑話:「ある日の戦闘風景」
三話目。
私の名前は赤坂友音。ただの女子高校生だった…はずなんだけど。
とある天才に捕まって改造されて以来、魔法少女として戦ってるんだ。
だから、今日も頑張って怪人退治していたんだけど…
今日の怪人は少し手ごわかった。
「ック!?」
「クハハハッ!件のハイエンドも大したことはないなァ?」
今回の怪人は普段とは違い、物理的な攻撃は弱かったと思う。
だが…
「そらそらどうしたァ!?貴様らもこの海奇怪人オクトカイメンには勝てないようだなァ?」
シンプルに技が妨害系で戦いにくかったのと、見た目が中々に気持ち悪く触れたくないと思ってしまう
フォルムだったのが戦闘に大きく響いてしまった。
「どうする!?現状我々では妨害を貫いて攻撃するのは難しい、しかしこのままでは被害が増える!
どうにかして対処せねばならんぞ!」
そう烈華が言うが、何とかしようとしても対処されるのだ、
このままではジリ貧である。
そんな中、声が響く。
「みんなー!これ使って!」
その声の主は、何故か知らないがチアガールの衣装を着させられたナツさんだった。
そして、ナツさんは支援物資を箱ごと放り投げる。
「それの中身を使えば怪人の妨害を無効化して攻撃を通せるはず!」
「分かった!ありがたく頂戴しよう!」
そう言って、烈華が物資を受け取り、箱を開けて中身を取り出す。
「ドライヤー!?でかいドライヤーだな!?」
「すぐに用意できる機構がそれだったの!そして私は帰る!
この衣装を着させた社長をボコボコにするために!」
「行ってらっしゃーい!がんばってー!」
礼華がナツさんを送りだし、戦闘を再開する。
「くっ、裏切り者め…!余計な真似を!
だが、たかがでかいドライヤーで何ができる?」
「ナツさんに応援もらったのでな!必ず勝たせてもらおうじゃないか!」
私たちはそれから相手がドン引きするほどの活躍を見せ、
海奇怪人を倒すのだった。
のちに社長は
「その方が|彼女たち(推し)が頑張ってくれるかなと思ったから…」
と語った。
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10/11追記タイトルなど所々誤字ってたみたいです…申し訳ございません。




