閑話:『目覚め』
本日二話目。
最初、私たちには何が起こったのかわからなかった。
私たちは、バスに乗って遊びにに行こうとしていたはずなのだ。
なのに、
「これで実験は終わりだ…長かったキメラ実験も終わりでいいな。
これでようやく本腰を入れて計画を進められる」
何が起こったのか意味が分からなかった。
いきなり目が覚めたと思ったら、拘束されていて何もできない。
「お前らは…そうだな…五色怪人ファイブバレットだ。
人型系列のハイエンドとして作ったが、これはなかなか…」
改造された。確かにそう言われてみれば、
体に違和感が存在する。
動けないためよくわからないが、足が妙に軽くなっている気がする。
若干肩の後ろにも違和感が…
「よし。仕上げだ、最後にこの自爆装置と思考改変装置を埋め込めば
お前らは怪人になれる」
そんなことを聞いた瞬間、私の頭は驚愕て埋め尽くされた。
そういえば最近、どこかで怪人を名乗る怪物が国を一つ制圧したって…
その国は相当な距離があったから、
大丈夫だろうと思っていたが…どうやらダメだったらしい。
「ふはは、これからはわが世界征服の糧になってもらうぞファイブバレット。
これからお前らには私の計画を手伝ってもらう…世界征服という名の、な」
叫び声をあげたかった。が、しかし口も封じられていて声を上げることもできない。
そんな、絶望的状況だった。
「ん…?待て、ドッチナーノの管理状態が変化している?まさか…」
持っていたデバイスを手から離し、研究者というような見た目の男は驚愕する。
その次の瞬間、どこかから破壊音が聞こえ、男は吹き飛ばされた。
そして、そこに立っていたのは…
のちに影山夏、ひいては両性怪人ドッチナーノと、後に呼ばれるようになる存在だった。
???「私はだーれだ?」
評価、ブクマよろしくお願い致します!
誤字脱字よろしくお願いします。




