「かつて流した涙」
何となくで書いた短編
俺にはかつて黒い翼があった。周囲には忌み嫌われ、いつの間にか黒い翼をちぎられていた。
俺の妹はいつもいじめられていた。
俺の母は人間に殺された。
なのにアイツはなにもしてくれなかった。
だから俺はアイツを、人間を憎んだ。
それでもいつも妹がいたから俺はここまで生きてこられた。
でも5年前に妹は助けに来たアイツに連れていかれた。
俺はアイツから妹を救うため、町を駆けた。
暗闇の中、泥だらけになってようやくたどり着いたときに、
アイツは妹を利用し、日本を崩壊させた。
アイツあえて俺を生かすように富山県のみを無害に日本を蹂躙した。
そして、妹は今でもアイツに洗脳されたままだ。
俺はアイツに辿り着くために、人間の魔法学校で力をつけ、アイツの元にたどり着き、勝負を挑んだ。
しかし、アイツには力は全く届かなかった。
アイツは最後に俺に、
「人間界を支配するくらいの力がなかったら俺には届かない」
と、吐き捨てその場を去った。
その時、俺は地べたに這いながら泣き叫んだ。たまたま口に入った涙は血の味がした。
俺はその後、仲間を作ろうと努力したが、誰も富山県知事のアイツを倒そうとするものはいなかった。富山県を守った英雄だと皆は信じていたのだ。
そして、アイツは日本を蹂躙しているのを他所に富山県では皆を守るとかほざきやがる。
結局、人間はアイツの味方しかしなかった。俺の意見は皆、無視していった。
そして、2年前に妹はアイツに使われ過ぎて、体を壊して寝たきりになった。
こんなことがあったのにも、俺以外誰も気づかない。人間は愚かでしかない。
俺は遂に妹が寝たきりになった日に心に誓った。
アイツを創った人間を一人残らず潰そうと。
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「何書いてるんだ?」
突然、友人に見られた。
「いや、何でもないよ。」
俺は書きなぐった復讐の文があるノートを閉じ、すぐに机の中にしまった。
「いくぞ。時間がない。」
友人は俺の手を引き、鎖と剣の部屋を後にした。
夕凪「また短編かよ」
作者「いやー、次の話書きにくくてね…」
千田「てか、誰が誰なのかわかんねぇよ」
作者「まぁわざとなんだけどね」
夕凪「それにしてもヘタクソだよなぁ」
作者「うるせぇ、テメェの存在を消すぞ」
夕凪「それは勘弁してや!」