「されど踊る」
ここにて短編
私の父親が小説を書いていたということで、メイド長から
「周南様が暇だろうから小説を書いて」
と頼まれてしまいました。
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大学生になってサークルに入りたいと心から思っている。
しかし…
「現在自粛期間中のため、サークルは禁止されております。」
サークルが始まっていなかった。コロナの影響でサークルも自粛していたのだ。
帰り道、私は落ち込みながら空を見上げると、西に向かう飛行機をみつける。
飛行機は鳥たちと自由に飛び回れているのに私たちは縛られたままだ。
そんな時、キンッと大きな金属音がした。
音がした方向に駆け寄ると、小さな女の子がいた…
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「何書いてんの?」
いや、別に何でもないですよ。
「へぇ。あなた、小説なんて書くのね。」
べ、別にいいじゃないですか!学校がコロナで休校になっているんですから!
「別に悪いとは言ってないわよ。さっ、続きをみせて」
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女の子は………
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「あれ、ペンが止まってるわ?さっさと続きを見せて頂戴。」
...。
「どうしたの?」
………見られながらじゃ書けませんよ。
「じゃあ部屋を出ておくから5分以内に仕上げなさい。」
そんな無茶な…
「じゃ、ヨロシクね。」
バタン
………チッ
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女の子だと思ってたら実は小さな髪の長いおっさんでした。
私はおっさんに気づくと何も言わずにその場から離れ、帰って布団にこもってねました。
おしまい。
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~5分後~
「書き終わった?」
はい。
「………」
どうでしょうか?
「もう少し練りなさい。」
5分で終わらせるなんて無茶なんですよ!
「じゃあ今度は私が書いて見せてあげます。よーくみてなさい。」
まあ、こんなコロナ休日でした、といっておきます。
以上、周南さまのメイド、波霧亜水でした。
つまらない日常はいつ終わるのでしょうか?
周南「次回は?」
作者「……」
亜水「作者さんも忙しいのですよ。大学も始まり、バイトも始めようとしているのですから…」
作者「」
周南「じゃあ10月18日に必ず更新しなさい。いいわね?」作者「…はい」
亜水「…ドンマイです。」