第9話 共存共栄の時
都市エローエはグロッソ洞窟を攻めない、これは議会で決まった事ではないが、独裁者となったとんがりの基本姿勢である。リモスと密約が交わされていた、としても良いだろう。これに対して、グロッソ洞窟はとんがり政権を密かに資金援助する。原資は洞窟の一住民であるリモスの金庫からだから、怪物たちも誇りを失った形にはならない。むしろ、都市占拠という動かしがたい勝利の実績によってそれが達成されたのだから、日頃負けっぱなしの怪物衆も十分に溜飲を下げた事だろう。こうして、差し当たり平和が到来した。
それから一月が過ぎる。都市戦に参加した八十名の怪物衆、特に事実上の司令官であったリモスと、実際の司令官であった鉄人形の名声はかつてない程高まり、彼らは洞窟内で押しも押されぬ存在となった。洞窟を歩けば、輩たちが歓声を投げかけてくれる。誰もがニッコニコであったのだ。未だ着任しないトカゲ軍人の後任がやってくるまで、洞窟の防衛体制は整えられて然るべきなのだが、なんとグロッソ洞窟ではそのような事は実施されなかったのだ。代わって発生したのは、権力闘争である。
戦後、リモスは再び金鉱探索の勤労人生に戻ってしまった。彼としては、職場と財産の安全がこれでより一層保障されるようになったのだから、彼が望む生活に戻るのはある意味で当然であった。妖精女に逃げられた傷心も、僅かばかり慰められた。しかし、こうなると都市戦に参加した輩の中で、鉄人形が一体浮かび上がってくるのだ。彼の鉄製品製造業は、頼まれたときに発生するスポット案件でしかないから、それだけでは褒め称えられる生活を維持できなかったし、そのつもりもなかった。また、都市戦に参加した輩しか知らない事だが、戦闘後半でのその見苦しい振る舞いにより、鉄人形は自身の地位を失う事を特に恐れるようになったから、積極的に洞窟の政治・統治に乗り出す事となる。八十体の仲間たちに曰く、
「我について余計な事は言うなよ、邪魔だてするようなら承知せん」
都市戦参加組は、鉄人形を支持する事、実に消極的であったが、一般の怪物衆は鉄人形を強く支持したから、怒れるインポスト氏の感情が向かう先は鉄人形になるのである。
都市戦を知らぬ洞窟の住民たちは五度目、六度目の防衛戦で活躍した鉄人形を見ているから、都市戦でもきっとそうだったのだろうと、威風堂々たるこの怪物を支持するようになる。想像だけで物事が突っ走るのは、怪物の世も人間の世も変わりはない。熱狂的な支持者たちは、頼りにならぬインポスト氏から完全に離れ、第二区と呼ばれていた居住区に集まり始めていた。他方、洞窟開闢以来の第一区はインポスト氏が相変わらず鎮座する。このような均衡が発生すると、どちらも相手に先んじて、心中実力を認めざるを得ないリモスを抱き込む、という選択に出る。
だが、リモスはどちらの誘いにも泣き落としにも脅迫にも乗らず、黙々と金を採掘する職人のようなスタイルを崩さなかった。洞窟内部の政治体制がどうかわろうと、金鉱の運営には影響は無いと考えていたため、政治闘争には興味も無かったのだ。彼にとってこの平和は、都市に据えた統領とんがりにかかっている為、彼を支援するための金をどんどん掘り出さねばならない。そちらも目配りを怠る訳にはいかず、洞窟の雑事にかまけている暇は無かったのだ。
とんがりへの金の受け渡し方法は以下の手順による。リモスが洞窟の入口付近、六度目の防衛戦で戦士ハゲが設けた基地跡に金庫を設置し、そこに金を入れて施錠をする、というものだ。錠のマスターキーはリモスしか持っていない。それを、技術で開く事のできるとんがりが美味しく頂戴する、という流れである。
事情を知らぬ者が見たら利敵行為のようでもあるが、短い期間ではあるが捕虜から同胞としてグロッソ洞窟にいたとんがりに対して、怪物たちは敵意を見せなかった。また、とんがりも、余計な姿は晒さぬよう、要件が済んだらとっとと都市へ引き上げたので、トラブルにはならなかったのだ。
このような次第であるから、リモスを引き込む事はどちらの陣営もできなかった。となると、勝利の立役者、という事になっている鉄人形が有利である。彼は第二区において徐々にインポスト氏の権限を侵食し、それが上首尾に進む毎に、上機嫌かつ高慢に振る舞うようになっていった。インポスト氏どころか、政治に参加しないリモスすら、下等生物め、と蔑ろにし始める。鉄人形はリモスに都市戦での弱みを握られていた気分になっていたから、自分を支援しない以上、潜在的な敵に見えたのだろう。リモスを金ヅルにしたい魔女がこれを見て曰く、
「立場は性格を歪めるのう。あんな嫌な奴ではなかったのに」
だが蔑視に慣れているリモスはそれも気にしなかった。日々無事是無く過ごしている事に満足していたのだ。鉄人形との友情が失われつつあることは淋しく感じていたが、孤独に生き、孤立していた時期が長かったためか、友情に固執する性格でもなかった。が、友情を蔑ろにする彼の姿勢に、運命は厳しい報復を為すのだが、まだ彼は知る由もない。
この時期、リモスは洞窟の性質を大きく変える事業に取り掛かろうとしており、多忙でもあった。それは開発である。インポスト氏の第一区、鉄人形の第二区、リモスの坑道にしても、自然発生的に生じたもので、計画に則ったものではない。リモスはこれまでの洞窟が深くなってきた経緯から離れた、画期的な事業を目指す。
五度目の防衛戦、六度目の防衛戦、そして都市占拠戦の勝利により、近隣の怪物でグロッソ洞窟を知らぬ輩はいない。彼らは噂の洞窟を眺め、訪問し内実を知るや、転入を決める。この動きは一部の怪物達に見られたものではない。周辺の怪物たちが洞窟に集まり始めると、怪物同士の諍いも自然と増える。鉄人形が派閥を作り勢力を伸ばせたのは、この手のトラブルの解決、仲裁を行ったということもあった。洞窟の需要に応えると言う点では、正道を歩んでいた。
ただ、リモスは自身の職場と金庫の安全が至上命題なので、洞窟内部の秩序にはあまり関心がない。それより重要なとんがり支援のため作業量の増大を目指し、初めて他の粘液構成体の同胞を集めて、金の採掘を開始する。これが開発行為のきっかけになったのだ。粘液体の仲間は、顔の広い魔女が集め派遣してくれた。
しかし、他の粘液構成体は作業に慣れていないのか、やる気がないのか、思いのほか採掘の作業が進まず、リモスほどの効率をもって業務は進まない。しかし、頭脳であるリモスが常に部下たちの採掘の現場に立ち続けるわけにもいかない。数で仕事をするとなると、業務の質が落ち、思わぬ事故に遭遇する事にもなる。
ある時、未熟な粘液体作業員たちが、温泉の水脈を掘り当ててしまった。鼻がリモスより利かない事が原因だった。強烈な熱気により、数体の粘液構成体が犠牲となった。リモスは急いでその坑道を塞いで被害を食い止める事にだけは成功した。
「なんという恐ろしい熱水だ。こんなものが洞窟内にあふれ出たら、みな死んじまう」
「とりあえず塞いだって?いつ噴き出してくるかわからんではないか」
「この始末、誰がどう取るんだ。リモスに全責任を取らせるぞ」
怪物の命など安いものであるが、インポスト氏と鉄人形がこの事故の責任を追及する姿勢を見せた。無論、責任者はリモスその輩である。粘液構成体たちは新規に流入した怪物であったため、怪命尊重の煽動は燃え上がらなかったのだが、彼ら二体がそれを煽ったのだ。特に鉄人形は、リモスが自身の対インポスト氏の協力者になれば、助太刀してやるつもりだったのだが、待てど暮らせど、リモスからの歩み寄りは無かった。
この件で、協力者としての鉄人形はもう居ない、とリモスは判断するしかなかった。この手の作業時は、やはり熱に強い鉄人形の出動が望まれたが、リモスに対して対抗心を持ち始めたこの怪物は、譲歩なしでは、とそれを敢然と拒否、人事で困ったリモスの行きつく場所はやはり洞窟長か魔女しかいないが、洞窟長も今や色よい回答を出してくれ無さそうに見えたため、またまた魔女に依頼するしかない。今回は作業員募集なのでそれでも差支えは無かったのだが、金はたんまり請求されると予想された。
リモスの社会的地位が上がったためか、優れたカモと認めたからか、魔女は洞窟のリモスの家にちょくちょく出張してきて話を聞く。そこで出た案が、熱水をものともしない死人を使うと良いという事であった。ちょうど先の戦いで死んだ人間兵の骨がゴミ捨て場に転がっており、それを利用すれば安上がりでもある、と。
この件が洞窟長の耳に入ると、たちまち反対運動がおこる。死人は我ら生きとし生ける怪物らとはジャンルが異なるからいやだ、と言うわけだ。怪物たちの視点では粘液体であるリモスや鉄人形だって生ものであると言えたのだが、強硬な反対を前に、またも足踏みするしかないリモスだった。
この間にも怪物たちの新規転入は続いていた。インポスト氏が抑える第一区、鉄人形が抑える第二区への新しい居住はなかなか認められなかったから、彼らはリモスの坑道へ入らざるを得ない。事故収束に力を注ぐ間、坑道の拡張もとん挫している為、居住環境の悪化が進行し、怪物同士の諍いも急増した。これにはさすがのリモスも慌てた。彼の至上命題が危機に瀕するかもしれないのだ。この時、リモスは金鉱を守る為には政治は不可欠だと悟ったのかは不明だが、事態を強引に突破する手段に出た。
洞窟衆の不安も高まりもはや猶予はなく、リモスは反対を押し切って魔女に死人を召喚する事を依頼した。魔女はリモスとインポスト氏と、どちらに従うのが得かを厳選さしたうえ、リモスに与する事を決める。魔女の段取りにより造り出された「がいこつ作業員」たちはリモスの指示に、正確には魔女の命令に黙々と従い、危険な湧出地での作業を完了させた。魔女によると、がいこつ作業員たちは燐灰石を水に溶いた液を塗ってやれば、それで嬉しいらしい。燐灰石は洞窟からも採取できるので、安上がりであった。不満をあまり零さぬ便利な危険地帯労働者を得た事は、リモスにとっては僥倖であったと言える。この一件から、魔女を見直したリモスは、この老嬢に色々と相談を始めるようになる。
この工事の過程で広がった空間に、新たに流入した怪物たちが居住を始めた。従来から洞窟に存在する第一区と第二区加えて、リモスはここを第三区として認めてくれるようインポスト氏に掛け合った。が、今となってはリモスの活躍を喜ばない洞窟長はけんもほろろに拒否する。
「凡夫め……身の程をわきまえてもらいたい。居住区を指定せよ、と命じるとは、何様のつもりなのか。何の権限があって、そのような出すぎた真似をするのか」
洞窟で最も自身が尊敬されていなければならぬと考えるインポスト氏には、リモスの要求を入れて、彼を自派に引き入れるという発想は生じえなかった。
困ったリモスは新道の区という事で私的に命名するしかなかった。転入した怪物たちの落ち着き先は、決めてやらねばならなかったからだ。しかし、職権を侵されたと感じた洞窟長は激怒し、リモスに対して以後、面会謝絶で臨む事となる。
とはいえ、トカゲ軍人の招聘やその為の財力、そして洞窟発掘の手腕でリモスを越える輩はいないので、一定数の既存の怪物たちも、新しい転入組も彼を支持した。こうして、洞窟内は三つの勢力が並立する形となってしまう。そして、リモスの勤勉さもあって、新道区は急速に開発が進む。怪物たちも語る。
「しがらみの少ない住まいほど良いものはないな。新道区万歳!」
一方、「とんがり」が支配する都市の方はどうか。
魔術師とんがりは権力奪取の際に、まず自分の安全を確保するため、傭兵を雇い入れる事を、議員を無言の脅迫で圧す事で実現させていたが、この政策を継続して実施させたのだ、それも多量に。無論、資金源はリモスの金だが、住居や定職を持たない傭兵が一度に都市へ流入した結果、都市の空気が悪くなり、治安が極端に悪化したと思った市民たちの敵意と憎悪はとんがりへ向かう事になる。ここが人間と怪物の違いだが、基本的に狩に生きる怪物は自分や周囲の職についてそれ程こだわらない。しかし人間は、職を持たぬ者を警戒し、持つ者と持たざる者を峻厳と区別するため、軋轢が産まれるのだ。傭兵たちだって、傭兵業を担ってはいるのだが、市民にとって戦いが無いのに居られてこれほど困る存在もないのだ。市民の苦情を耳にし、
「ミーの仕事はまだ始まったばかりなのに…いちいち文句を言うべきではない」
と、こぼしたとんがりも、錠前破り以外で特別な能力があるわけではないのだ。独裁者となった後、何かに拠ることで身の安全を図る必要性を感じていた。彼が見出した何かとは、政治であった。
統領とんがりが洞窟側の実力者と手を結び、クーデターの挙に及んだ事を知らぬ者はさすがにいない。だから、洞窟と戦い敗北を喫した六度目の戦いの関係者は、統領とんがりを裏切り者として強く憎悪していた。故に、六度目の洞窟侵攻の実務者たちはみな追放されるか逃げ出すハメになった。
反「とんがり」の急先鋒は、かつての仲間である戦士ハゲその人である。彼は、能力の高い冒険者としても、裕福な市民生活者としても自身の優越を確信していたから、そもそも軽蔑していた流れ者のとんがりの風下に立たなければならない状況に怒り狂っており、都市内で身を潜めながら、統領の暗殺の機会を狙っていた。
「あやつめ、移民風情で何たることか。我ら上級市民の為にも、絶対に始末するのだ」
六度目の攻防戦に参加した生き残り市民兵の多くが、戦士ハゲと行動を共にし、一部市民も密かにそれを支援するようになる。洞窟と同じく、都市でも争いの兆候が見られるようになってきた。とんがり、部下の傭兵に零して曰く、
「勝っても負けても争いは生じるもので、戦いにおける和睦とは、次の戦いまでの短い休憩でしかないのかもしれない。本当に人間はクソだな。取り繕わないだけ、怪物の方がいくらかもマシだよ」
危険な情報はすぐとんがりの耳に入るようになっている。戦士ハゲが編成した少数精鋭の暗殺部隊に攻められては寄せ集めの傭兵ではひとたまりもないと独裁者は考え、親衛隊の編成を決める。人間に対して期待を抱いていない彼が取った手段は、やはりリモスに相談する、ということであったのが興味深い。不遇な生まれであったとんがりは真実、人間でありながら人間世界を憎悪していたのであろう。人間の顧問を怪物が務める。やり取りは、引き渡し金庫の中に、連絡文を残すという手法で行われた。
統領となった魔術師とんがりのおかげで都市からの攻勢を押しとどめる事に成功しているリモスとしても、いざという時のためにその手の精鋭は喉から触手が出るほど欲しかったので、この注文には困ってしまった。魔女も、強い兵士求む、という依頼には四度目の攻防での失敗例があるため、正直碌な輩はいないよ、と返すだけであった。
「なぜ召還に応じる輩に優秀な素材はいないんだろうか。優秀なら引く手あまただと、僕は思うのだけれど」
「そんな素材は、とっくに囲い込まれているに決まっているのさ。だから召還よりも引抜が一番良いのだが、引抜に応じる輩も信頼できたものでなし」
リモスが魔女と悩んでいるある日、魔王の都からトカゲ軍人の後任がようやくやってきたのだ。その怪物は、乱れ髪に憂愁を湛えた青年の姿で、空を飛ぶ立派な羽を持っていた、翼軍人であった。
「洞窟の防衛に、翼が役に立つかね。頭ぶつけるだけだろうに」
「でも魔王様が派遣した軍人だぞ。きっとトカゲ軍人のように屈強なのだろう。暴力に注意だ」
「どうせ役目が済めば、お暇だろ。しかし人間に近い姿をしてやがる」
いつの間にか、リモスの相談役として収まりはじめていた魔女曰く、
「現在、洞窟内で動きが無いのであれば、とんがりの支援に送り出しても差し支えはありませんわい。それに、洞窟内に翼軍人がいれば、いらぬ騒動の火種になるかもしれない」
そこでリモスは翼軍人に相談した。現在、洞窟と敵対的命運にある都市は親洞窟政権に運営されており、それを支援する事は魔王の御代を支援する事になる、と。無口な翼軍人はそれを了承、彼は都市エローエに向かい、独裁者とんがりより大歓迎を受けた。翼軍人も背中を隠せば人間と大差ないので、市民たちを不用意に刺激する事も無かった。
だがこのやり取りに、インポスト氏がヘソを曲げてしまうのだ。洞窟の責任者である彼を一切通さずに、魔王の都からの重要人物の配置場所を決めてしまったリモスを、氏は喚きながら罵ることしかしなかったが、洞窟長のリモスに対する感情の悪化は決定的となってしまう。我らがリモスには政治的なセンス以前に、他への配慮が決定的に欠けていたと言えるだろう。
都市のとんがりは沈着な翼軍人を気に入り、あのトカゲ軍人の後任という事もあって、傭兵らの軍事教練も依頼する。怪格は悪くなかったらしい翼軍人は、これを引き受け、市庁舎周辺は傭兵らが扱かれる訓練場へと変わり果てる。彼らを親衛隊にするつもりである他、日々軍事訓練を行う風景もまた、自身の暗殺を防ぎえる効果がある、ととんがりは考えたのだ。要するに、自分の身を守る為に、魔王配下の翼軍人を利用したのだ。同時に、ハゲと黒髪、釣り目をお尋ね者とし、賞金首をかけた。そして、手配をかけられた者が市内及び市の領域が及ぶ範囲に残している財産は、捕らえた者に与えるとした。
一転、追われる身となったかつての仲間たちは、都市エローエからの脱出を余儀なくされる。リモスにとって、とんがりの起用はここでも当たったというわけだ。
こうして都市も洞窟もとりあえずの安寧を得ることには成功した。しばらく平穏な日々が続き、双方の名誉と旗を賭けた小規模な戦闘も起こらずに、人間も怪物も互いの領分を守ったものだ。だが、水面下では事態の挽回と激動を目指す勢力による、情勢の再構築が為されていたのだ。
キャスト
リモス:非権力志向の粘液体。
鉄人形:権力志向の鉄人形。
インポスト氏:権威至上の鬼。洞窟長。
魔女:金銭志向の老嬢。
トカゲ軍人:名誉志向の軍人。魔王の都に凱旋。
翼軍人:トカゲ軍人の代わりにやってきた怪物。
とんがり:リモスの協力で魔術師からエローエ市の統領へ。
ハゲ:裏切者のとんがりを殺したい。