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最悪だね

作者: 夏来 素麺

暇なだけです。

暇潰しに何かをしようと思った。

けれど何をしたいのか分からなかった。

しかしやはり暇である事に変わりはなかった。

退屈を極められそうだ。

そんなものを極めた所で何の得にもならないどころか、むしろ人間として損をしているようにさえ思える。

そんな事を言ったって現状は何も変わらずする事もないまま時間がゆっくり過ぎていく。

確かアインシュタインが相対性かなんかの話をする時に言っていた。

「熱いストーブの上に一分間手を乗せてみる。それはまるで一時間ぐらいに感じられる事だろう。ところが可愛い女の子と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というものだ」

自分は正に前者だ。

退屈過ぎて、暇過ぎて、偏屈になって、今を無駄にする。

これが小説だとジャンル付されたならば、起承転結さの欠片もないと、批判され、悪評を浴び、精神的に追い込まれるかもしれない。しかし幸運な事にこれは小説ではない。ただの暇人の、ただの暇潰し。だから私は精神を病んで死にたがる事も、自分の存在価値について考え込む必要もないのだ。

そして、ここで矛盾が生じる事にお気付きだろうか。

私は先に「暇潰しに何かをしようと思った。けれど何をしたいのか分からなかった。」と書いているにも関わらず、「ただの暇潰し」だとこの文章を評価している。

最終的に何が言いたいのかというと、こうやって面白味も味気も何もない駄文を書き綴る事で、その場しのぎに暇を潰して居るのだ。

これを書き終えてしまえばまた、暇潰しすらできない社会の底辺による最高の暇が訪れるのだ。

ああ、なんだかとっても、最悪だね。

皆さんは暇したらどうしてますか?

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