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神話の軍神と賢神による新たなる神話譚(仮)  作者: 小説家になりたい
序章 神話の再現譚 ~軍神の降臨~
1/3

プロローグ

comicoに応募する予定だった作品です。

良かったら、見ていってください。

最も最古の英雄は死後、神達に迎えられ、軍神という神になる。

軍神は後の人々に英雄王と謳われた。

軍神は武神でもあったという。

人から逸脱した何かを持っていたという。


――曰く、軍神は全ての英雄の原型であったとされる。


――曰く、軍神は万の兵と1人で渡り合い、これを殲滅したという。


――曰く、軍神は多種多彩の武具を用いち、その技量は達人を越えていたという。


――曰く、軍神の眼は全てを見透すことが出来たという。


――曰く、軍神は神の与えた試練を乗り越えたという。


――曰く、軍神は戦場で無敗を誇ったという。


――曰く、軍神は戦闘で無敗だったという。


――曰く、軍神は精霊の長の寵愛を受けたという。


――曰く、軍神は化物を1人で討伐したという。


――曰く、軍神は常人の物差しで語ることは出来ないという。


――曰く、軍神は最初に神となった人間である。




軍神は最古の英雄であり、最初に神となった人間である。

賢神と謳われた王と義兄弟の盃を交わし、どのような状況でも離れることはなかったという。

その信頼関係は常人には想像の付かないものだったという。



賢神は最初に王族から神となった人間。

後に人々から皇神と謳われた。

神となり、賢神と称された。


――曰く、賢神は全ての王の原型であったとされる。


――曰く、賢神は神の与えた試練を乗り越えたという。


――曰く、賢神は軍神と渡り合えたという。


――曰く、賢神は悪意を赦さなかったという。


――曰く、賢神は全ての技量に優劣を付けることが出来なかったという。


――曰く、賢神は化物を1人で討伐したという。


***********


大陸の大半を保有するのが、神聖ジリール皇国。

その歴史は古く、建国は神話にまで遡る。


元々は国に属さない都市で、どの国も欲しがることのない土地であった。


その理由の1つに挙げられるのが魔物や化物といった類いの生物が蔓延る"魔窟"と呼ばれる森や山に囲まれた土地であったこと。

人々はそれらの脅威から逃れるために高い塀で都市を覆った。だが、そのために外の情報が全く入らない土地となった。

もう1つは土地柄が不便だったこと。

これらの理由がこの土地をここまでにしてしまった。


そんな閉鎖を続けるこの土地にも転機は訪れた。

この土地にも独自の文化や宗教が存在する。それらは時代が過ぎるに連れて昇華されていった。


神聖シメリア教はこの土地に唯一ある宗教だ。

複数の神々を同時に崇拝する多神教である。また、人から神になった者も同じように崇拝する。


この最初に人の身で在りながら、神になることを赦され、神格化した二人の人物がこの土地の転機となった切っ掛けである。




2人は神に願った。


――この土地が良くなることを。


1人の神は神託で2人に合計30の試練を与えた。

その神託の内容の大半が魔物や化物の討伐だった。彼らはそれを見事に乗り越えて、この土地の災いを消し去った。

その後、1人はこの土地の主として国という組織を作り上げ、もう1人は戦場で数々の武功を上げた。


それが神聖ジリール皇国の原点。


初代聖皇ギルバート・ジリールは死後、神になることを赦され、賢神という神となった。

後の人々は彼を皇の中の皇と讃えて、"皇神"と謳った。


英雄 ジルク・アラスカは死後、神になることを赦され、軍神という神となった。

後の人々は彼を英雄の英雄と讃えて、英雄王と謳った。


この国の神話は全て2人の神から始まるのである。

如何でしたでしょうか?

感想待ってます。

それではまた。

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