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極月 終 思いつき詩集

記憶の湖

作者: 極月 終


僕の記憶の湖の

奥の 奥の そのまた奥

深く 深く そのまた深くに

静かに眠る 記憶の雫


僕の記憶の湖は

新たな記憶の水で増え

古い記憶の水は

僕の記憶の湖の

深く 深くに 沈みゆく


僕の記憶の湖は

風を吹かせて かき混ぜると

僕の記憶の湖の

水は混ざり 混ざり合い

記憶の雫は浮き上がる


僕の記憶の湖の

記憶の雫が浮かび上がった

そして 僕は思い出す

ひと雫の 哀しみを

ひと雫の 心の痛みを


僕の記憶の湖で

目覚めた記憶のひと雫

新たな記憶の水が増え

沈んで眠る記憶の雫

哀しみと共に

痛みと共に

浮かんで沈み

目覚めて眠る


僕の記憶の湖の

小さな 小さな

記憶の雫

思い出しては 忘れてしまう

だけど 消えることはない


ありがとうございました。

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