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【悪魔】【獅子】【大蛇】

完結が迫ってまいりました。その影響で、諸事情により文字数を増やして展開をもう少し早く進めなければいけません。なので1000文字から2000文字に増やさせていただきます。

「ぐおおおおおおオ!!」

 先程の子共獅子が巨大な怪物になって襲いかかってきた。

「魔王、秘書!こいつは俺に任せろ!お前たちは城の奥に進め!」

「分かった!」

 そう言ってこの場は勇者様に任せ、魔王ちゃまと秘書様は城の奥に進んで行った。曲がって曲がって進んで………数分してようやく広い部屋にたどり着いた。そこには三つの宝石、中には【悪魔】、【獅子】、【大蛇】の三人が佇んでいた。


 一方その頃、勇者は聖なる剣で巨大獅子と応戦していた。

「さっきの子共獅子は腹の核の部分にいるから、ただの着ぐるみみてぇなもんか。」

 子供獅子の気配を察知した勇者は、巨大獅子の突き出した腕を駆け上がり、顔の横まで走った。

「ぐおおおおおおオ!」

「俺を狙った時点でお前はお終いだよ。」

 勇者は聖なる剣で首を跳ね飛ばした。獅子の悶え苦しむ顔が辺りに舞う。とはいえ子供獅子にはなんの影響もない。ただ着ぐるみが吹き飛んだだけだ。

 巨大獅子の肉体がボロボロと崩れていって、子供獅子が中から出てきた。

「可哀想だし殺す訳にはな〜…」

 眠っていて意識はないようだ。城の門の横にそっと座らせて、勇者も奥に進んだ。


「この封印どうやって解けばいいんだ?」

「前みたいなのは無理なんですか?」

「今回は触れてもなんも無いみたいだから、隙間を作ることは出来ない。さっきの子供獅子自体に封印の効果があるらしい。」

「じゃあもうそろそろ倒してるかな〜。」

 そんなことを話している最中に勇者が血相を変えて走ってきた。

「もう倒した?」

「倒した!でもそこじゃない!落ち着いて聞け…!」

 そう自分に言い聞かせるように言ってから、勇者は口を開いた。

「堕天使、『ルシファー』がこの城に向かってる!あの子供獅子が言ってた!」

「…は?」

 『ルシファー』。最強、そして最凶の神への反逆者。創作物などでよく使われる、堕天使の名。そんな人物が何故地獄に?というか何故俺たちを狙いに?

「九尾と同じレベルの…」

「吾輩を呼んだか。」

 勇者の背後には赤髪が目立つ、黒い翼の人物が立っていた。だが、その圧はこの城をも潰してしまうほどの気迫。それと同時に()天使ゆえに浄化されてしまいそうでもあった。

「あんたがルシファー…?」

「ほう、吾輩に「あんた」と申すか。」

 眉をひそめた。瞬間、怒りで地面全体が揺れ始めた。城の壁や天井が崩れ始め、視界が段々と赤くなっていったようだった。

 勿論、実際に赤くなってはいないが、ルシファーが輝いているのは事実だった。

「堕天使ルシファー、通称『明けの明星』。小耳に挟んだこと程度はないか?」

「だから輝いてるってことか。輝くだけならハゲでも出来るぞ?」

「輝くだけでは無いから『明けの明星』なのだ。」

 挑発に動じる事もなく、ルシファーは手から青い業火を出して威嚇した。

「さて、どう焼き殺そうか。」

 そう言ってルシファーは手から出した炎をこちらに向けてきた。

 咄嗟に融点の高いダイヤモンドで盾を作ったが、その盾すらも段々溶けていっていた。

 ルシファーの背後に回った勇者が剣を刺そうとしたが、軽々と避けられた。幸い攻撃は止まったが、ピンチに変わりはなかった。

「『創造破壊クリエイト・ブレイカブル』!」

 大量の水でルシファーを濡らしつつ、押し流して城から出そうとした。だが何事もないかのようにルシファーは翼で空を飛んだ。そして炎の“圧”だけで大量の水をかき消してしまった。

 秘書がルシファーに飛びかかって、腹に一撃をいれた。だが、ルシファーはピクリとも動かず、逆に秘書の拳が痛そうだった。

「なんて硬さ…!」

 ルシファーは秘書の顔の前に手をかざすと、手から炎を吹き出した。

「秘書!!」

「大丈夫です…!」

 咄嗟に頭を下げて攻撃を避けた。そのまま頭を下げて、逆に足を上げて蹴りをくらわした。

「っ…!」

 ようやくルシファーに攻撃が当たったようだった。秘書はルシファーから離れた。

「勢いつけてギリギリ効果がありますね…!」

「てか『ルシファー』ってサタンと同じじゃないのかよ…!?」

「それは宗教上の話だ。地獄物語に出てくる“サタン”と宗教上の“サタン”は別人だ。それはルシファーに関しても同じ。」

 勇者が付け足すように言った。だがそんなことお構い無しにルシファーは炎の弾を放ってきた。

「伏せろ!」

 勇者が叫んだので咄嗟にしゃがんだ。するとその瞬間に頭上を炎の刃が通った。城が真っ二つになり、「ズズズ…」という音を立ててズレた。

「死角を狙ったが…中々勘が鋭いな。褒めてやろう。」

 上からものを言うように、ルシファーは言った。そんなことを言いながらもルシファーは猛攻を続けた。

「ルシファー!なぜ俺たちを狙う!」

「不当に地獄に堕ちてきた者を許すほど寛大では無い。」

 そう言うとルシファーはもう飽きたというように手を地面に着けて攻撃を繰り出そうとした。

「終わりだ。」

 だが、次の瞬間突然飛んできた、薄水色の髪の毛の少年がルシファーの顎に蹴りを食らわせた。その少年は背中から翼を生やし、よく神話などで見る、肩の出た白い衣のようなものを身につけていた。


挿絵(By みてみん)


「僕は『ミハイル』!大天使だよ!」

 最強の大天使が味方になったのだ。

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