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獅子の咆哮

何とかして勝ちを得たい悪役の『魔王ちゃま』は主人公の『勇者様』と友達になることにした。だが、友人の『狼男』達の組織『九尾』を失った魔王ちゃまは地獄に助けに行くのであった…

青龍がどこかに飛んで行ったことで、俺たちはまた三人で歩き始めた。

数時間が経った。すると、頂上が見えないほどに高い山が目の前に見えた。

特に何も無く無事に山の頂上まで登山できた。


「ふわ〜空気が綺麗ですね〜。あ、汚くなるので魔王様は来ないでもらって。」

「キレキレ!!俺なんもしてないよね!?」


秘書様に許可を貰った魔王ちゃまは、空気を吸うことが出来た。


「うふぁ〜!まじで綺麗!俺の顔といい勝負してる!」

「この畜生ナルシスト勇者落としていいかな?」

「不慮の事故ですね。」


そんなことをしていると、遠くの方に何やら禍々しい雰囲気の赤黒い城が見えた。


「クッパ城?」

「足手まとい桃野郎は絶対助けないよ。」

「言い過ぎだろ!?」


兎にも角にも城に向かうしかない。一旦下山してから城に向かった。


「近くで見るとより禍々しいなあ…」

「禍々しい…マガマガ…マグマグ…赤犬?」( •̀ω•́ )✧

「何言ってんだこのバカ勇者。」

「お前は寝言を寝ても言うな。」

「キレキレすぎて日本刀もびっくりだよ!?」


城の門の前で話していると、中の住人が気づいたのか、ドタバタと音を立ててから扉が開いた。


「こんにちハ…おレ…俺……あれ誰だっケ?」


転げ落ちてきたような体勢で住人は言った。というか人間では無く、ライオンの赤ちゃんだった。


「お前、『獅子』の息子かなんかか?」

「そウ!俺息子!ドジだから許しテ。こっちにお父さんいるヨ。」


子共獅子に案内された方に行くと、そこには青龍の時と同じ赤色の封印がかかった宝石があった。


「やっぱりルビーみてえだな。」

「子供獅子君。ちょっと売却するだけだからこの宝石貰っていいかな〜?」

「人の心とかないんか!?」


話していると、子供獅子のことを忘れていた。思い出して目を向けた。

すると何やら腕や指が超ごつくなって、段々体全体が大きくなった。


「ひどイ…なんでそんなことするんダアア!!」

「こいつ…息子じゃなくて門番じゃねぇか!」

「確かに喋り方も化け物の()()じゃねぇか!」

「倒す…しかないか!」


こうして戦が始まってしまったのだった。

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