地獄編開幕!!
組織の方の九尾は九尾って書きます。怪物の方は九尾にしておきます。紛らわしくてすいません。
【四月七日、月曜…】
「月と太陽が同時に出る時間になったら儀式を始める。秘書、勇者。覚悟はいいか?」
「俺はできてる。」
「いきなりジョジョネタやめろおお!!」
九尾を助けられると知った事で一行は少し気持ちが軽くなっていた。秘書様、勇者様、魔王ちゃまの三人は周りの景色が見渡せる丘の上でたっていた。
地平線に太陽が沈むタイミングが近づく度、冷や汗が増えていく。
「もうすぐだぞ…」
「あぁ。」
空が暗くなってきた。まるで天に蓋をしたかのように。不安が漂う中、一筋の明かりが太陽の反対から刺してきた。
───月が来た
急いで月に祈ると、まるで黄金に輝く月の中で本当に月神様が微笑んでいるかのようだった。
そして太陽に向かって叫んだ。
「『サンとその六の刺客!俺を地獄で裁いてみろ!』」
【度胸のあるガキだ…】
太陽の中で眠っていた悪意が溢れ出すように、“魔”によって太陽がどす黒く染まった。
中心にたたずむサンの隣に六人の生物が立っていた。
左から『九尾』、勇者のような男、角の生えた人型の怪物のような男、悪魔のような男、クローンのようになっている子供、執事のような装いの男が立っていた。
サンがこの世界に向かって手をかざすと、目の前が真っ暗になった。
【地獄に堕ちろ。】
次に気づいた時には一面が赤に染まった地獄。立つことも出来ないような吐き気。
何とか目を開いて前を向くと、禍々しい玉座に座り、黒い羽をはやす男が一人。
「お前…誰だ…」
「お前らに言わせれば私はサタンというらしい。では裁きを行うとしよう。」
“サタン”…地獄物語の通りだ。悪魔は出てこないものの、堕天使やデーモンは複数現れた。
「魔王。お前の罪は…罪は…ぅむ。それといったものは無し。」
「ぅえっ!?」
デーモン達が驚いた声を出した。
「えぇい!ならば次だ。勇者。お前の罪は…罪は…次ィ!!」
「ぅえぇぇっ!?」
「秘書。お前の罪は…もういいわぁ!!貴様ら何なんだ!?聖者か何かか!?悪意のこもった行動の一つもしとらん!!…だが、貴様ら地獄に行くためにここへ来たんだろう!?」
「あぁ。そうだ。」
「ならば行くべき。地獄行きだ!!」
そうサタンが叫ぶと、堕天使が手をかざした。すると、足元に魔法陣が生まれた。すると地面が透過したかのように下の層に落ちた。というより堕ちた。
目の前に広がるのは…火と血の海。泣いても笑っても後戻りはできない。地獄に堕ちたのだ。
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