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悪役にだって勝ちはある!  作者: レタス
第三章 九尾編
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決戦

何とかして勝ちを得たい悪役の『魔王ちゃま』は主人公の『勇者様』と友達になることにした!


当日…


九尾達は全員睡眠中だった。九尾の基地にひっそりと潜入中の秘書様一行は小声で話し合っていた。


「そこの道を左だ…」

「だが気をつけろ…レーザートラップが設置されている…」


構造を知っている狼男様が報告した。


「でもおかしいですね…睡眠魔法は効かないのに睡眠中なんですか…?」

「軽い仮死状態なのだ。そうすることで強制的に睡眠をとれる。」

「…!着いたぞ…!あの部屋だ…」


目の前の部屋には九尾の六人がが揃ってピクリとも動かずに寝ていた。


「気合を入れるしかない…俺が走ったら全員で着いてこい。あそこの化け猫を除いて二人殺す。あの六人の中から…」

「待て…六人…?」


後ろには怪物がたっていた。そう、獅子が。


「グァッハッハッァァァ!!裏切りを確認!!」


狼男様が背後からモロに拳を貰って、壁に激突するまで吹き飛ばされた。


「狼男ォ!!」

「油断大敵ィ!!」


魔王ちゃまも獅子に殴られたが、ギリギリのところで腕で防いで、衝撃を軽減した。


「っぁぁ!!」


大きく隙ができた獅子の頭に吸血鬼様が飛びかかって、捻ったがそのまま首は一回転半し、吸血鬼様の方を向いた。


「な…!」

「『九尾よ力をさずけろ』!!」


ニヤリと笑ってそう言うと、獅子は突然白目を向き泡を吐きながら倒れた。


「死んだ…!?」

「近づかないでください!演技の可能性もある…!一旦放置しましょう。」


だが、後ろを向くと次々に九尾の面々が起きてきた。


「オッラァ!!」


青龍に対して狼男様が戦っているが、あまりに無謀だった。ボロボロの体で抵抗するも、目を開いた阿修羅の炎に巻かれ、倒れた。


「九尾いいい!!」


魔王ちゃまが創造した小刀で青龍の首を掻っ切るが、それよりも早く儀式を終了させてしまった。


「んんん、勇者うぅんしゃよ…!他の者はァ邪魔してくれるなァ!!世紀を跨ぐこの恨みどうしてくれようかァ!!」


阿修羅が金の棒に火を纏わせ、勇者に向かって特攻するが、勇者はそれをいとも簡単によけ、剣で阿修羅の体を部屋の壁ごと真っ二つに斬った。


「遅い。」


ズズゥンと崩れる天井の中で阿修羅が膝をついた。同時に、目を覚ました麒麟が波動を起こし、勇者を吹き飛ばそうとした。


「『九尾よ力を』…」


秘書様が飛びかかって、顎を殴り上げた。


「うがあっ…!!」


だが、ケンタウロスのように足を四本にし、残った壁を走り回った。

壁の途中で止まると、最も手負いの狼男様に飛びかかって、蹴ろうとした。が、吸血鬼様に抑えられ、倒された。


「お前で終わりだぁッ!!」


首を締めて話させないようにしたが、今までで最も強い波動で全員吹き飛ばされた。


「『九尾よ力をさずけろ』!!」


麒麟もまた、白目を向きながら泡を吐き、倒れた。


(あと二人儀式すれば九尾化…!あと一人殺せば九尾化失敗…!)


プレッシャーの中、魔王ちゃまは思った。もうただの戦いでは済まない。後戻りは出来ない。


決戦 完

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