九尾にだって力はある!
何とかして勝ちを得たい悪役の『魔王ちゃま』は主人公の『勇者様』と友達になることにした!
大蛇「ハァ…ハァ…」
獅子「グァッハッハッ…!!ワシの攻撃を受けて、よくやった方よ…!!」
秘書様は魔術、『再生』を駆使し、体を治したものの、身体に溜まった疲労は計り知れないものだった。
秘書様「…まあいいでしょう。ここで戦い続けても意味はありません。一旦引くとします。」
大蛇「俺達もそうした方が良さそうだ。」
獅子「グァッハッハッ…!!また戦おうではないか…!!」
魔王ちゃまの部屋に入ると、割れた窓のガラスと魔王の死体があった。
秘書様「…申し訳ありませんでした。魔王様。」
そう言うと秘書様はキッと魔王ちゃまを睨んだ。
秘書様「それはさておき、一度敵に襲われたのに二度寝するってどういうメンタルしてるんですか!?」
魔王ちゃまは一度化け猫に心臓を切り裂かれ、殺された。ただし、死ぬ前に行った『創造』で細かい細胞にあたる場所まで全てを再生させていた。
そして二度寝していた。
魔王ちゃま「んん?もう朝ぁ?」
秘書様「二度と日光浴びれない場所に送ってあげましょうか?」
魔王ちゃま「怖いよ!?どうしたの!?」
秘書様「相手は中々のやり手だったみたいですね…外の部下達も全員やられています。」
魔王ちゃま「怪我も完治してるみたいで良かった。それにしても九尾ども突然攻めてきて何のつもりだ?」
秘書様「恐らく例の件かと。」
魔王ちゃま「………まずいな。例の件をやられたら…考えただけで吐き気がする…!」
秘書様「例の件…いえ、あえてこう言いましょう『九尾化』と。」
獅子「『九尾化』前の会議でお前も聞いただろう?」
大蛇「言葉は聞いたが、内容は知らん。言葉からなんとなくは連想できるが…」
獅子「お前も知っているであろう、物の怪伝話の第九節、『九尾』によると、“九つの尾を持った怪物”と言われている。」
大蛇「まあ、幼子の頃には読んだ。だがそれとこれは違うだろう?」
獅子「否、ワシらの中で半分以上が儀式を終え、九尾化に同意すれば本物の九尾になる事が可能なのだ。だが重要なのはここからだ。端的に言おう、九尾化をすればワシら九人は死するのだ。」
大蛇「何だと…!?」
獅子「グァッハッハッ!!未熟者には分かるまい!!大蛇、お前九尾に入ったのは数年前であったな、ならば教えてやろう!!鉄の掟というものを!!」
大蛇「…?」
獅子「目的の為の死ならば誇れ!!ワシらは九尾、恐れなどない!!」
今回の勝負 九尾の勝利
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