山手線ゲームにだって戦略性はある!
何とかして勝ちを得たい悪役の『魔王ちゃま』は主人公の『勇者様』と友達になることにした!
阿修羅「ゲェェェムゥゥゥスタァァァァトォ!!」
タン、タン
魔王ちゃま「『梨』。」
タン、タン
麒麟「『林檎』。」
タン、タン
魔王ちゃま「『ポポー』。」
阿修羅「タァイムゥゥ!!」
麒麟「貴様、何だそれは?『ポポー』だと?」
魔王ちゃま「え?『ポポーは、北アメリカ東部原産のバンレイシ科の果樹で、果実は楕円形でクリーミーな食感が特徴です。果実が傷みやすく日持ちしないため「幻の果実」とも呼ばれ、大規模な商業栽培は行われていません。』。」
麒麟「某有名会社の情報を引っ張ってくるなああ!…クソ、ノリツッコミというキャラではないはず…!」
阿修羅「実在するなァらばァ案ずることはァなァい!ではァ麒麟のタァァァァァン!」
麒麟(恐らく魔王の作戦は珍しい物を先に言い、後々私が困るようにする作戦...ならば!)
タン、タン
麒麟「『マスカット・オブ・アレキサンドリア』。」
魔王ちゃま「!?」
魔王ちゃま(やっぱりそう来たか…名前の長い果物で集中力の低下を狙うってとこか。)
タン、タン
魔王ちゃま「『シャインマスカット』。」
タン、タン
麒麟「『マニュキアフィンガー』。」
タン、タン
魔王ちゃま「『ロザリオビアンコ』。」
阿修羅(ほう…あえてここでマスカットの種類に絞るか…!この選択が吉と出るか凶と出るか…)
タン、タン
麒麟「『マスカットデュークアモーレ』。」
タン、タン
魔王ちゃま「『ナチュベアマリー』。」
タン、タン
麒麟「『アルフォンス』…」
魔王ちゃま「ちょっと待って?タイム。」
阿修羅「んん?どおぉしたぁぁ?」
魔王ちゃま「同じ果物を言うのってアリなの?」
阿修羅「…当然なぁしだが?何ィを言っている?」
魔王ちゃま「了解了解。一回被ったらなしだよね?」
阿修羅「あぁ!ではぁ気を取り直しぃ麒麟のタァァァァァン!」
タン、タン
麒麟「…『ナチュベアマリー』?」
阿修羅「…?それは一度言ぃぃった筈!残りは二度ォォォォ!」
麒麟(ま…まずい!!先程の二人の会話…そのせいで私の言おうとしたものを忘れた…!)
タン、タン
麒麟「くっ…『マスカットデュークアモーレ』!」
阿修羅「それも二度目ェ!残りは一度!さァァどうする!?」
タン、タン
麒麟「ならば…『巨峰』だ!!」
タン、タン
魔王ちゃま「じゃあ、『ぶどう』。」
バンッ!!
麒麟「ふざけるのも程々にしてもらおう。そんなもの無しに決まっているだろう!!」
魔王ちゃま「俺のターンで『ぶどう』を言った。そしてお前のターンで『梨』を言った。」
麒麟「何を言って…」
魔王ちゃま「チェックメイトだ。麒麟。お前は自分に慢心し過ぎて足元の地雷に気づかなかったんだよ。」
麒麟「ふざけるなあぁぁぁ!!」
麒麟の激怒による拳は魔王ちゃまに当たる寸前で麒麟の波動は輝く聖剣によって止められた。
勇者様「悪い遅れた。魔王。」
今回の勝負 魔王ちゃまの勝利
最近某賭け系漫画にハマり、ギャンブル書きまくってます。大した起承転結もありませんがどうか暖かい目で見ていただければ幸いです。




