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悪役にだって勝ちはある!  作者: レタス
第三章 九尾編
20/58

勝負にだって戦闘以外はある!本当の悪魔編

バトルジャンル ギャンブル

『シャッフルorキャッチ』

①この勝負は『ゲーマー』と『キャッチャー』に分かれて行われる。

②ゲーム開始前にキャッチャーは金額を決め、二人とも同額を出す。

③キャッチャーは目隠しを着け、後ろを向き、完全に机を見れないようにする。

④ゲーマーは手元の五枚のコインを自由な順番に並べる。この際、コインの中に一枚赤色のコインがある。

⑤キャッチャーは左から順にコインが赤か、赤以外か当てる。赤では無いと思ったら「キャッチ」と言い、赤だと思ったら「シャッフル」と言う。シャッフルの場合にはゲーマーはコインの順を入れ替える。強制入れ替えでは無いが、赤色のコインは必ず動かさなければならない。

⑥「キャッチ」と言った際に赤色のコインならばゲーマーが金を総取する。最後に赤色を残して全てのコインを入手したら、キャッチャーが金を総取する。

⑦ゲーマーは勝負中一度だけ『シャッフル』できる。


(是非みんなも友達とお金を賭けずにやってみてね!)

秘書様「二連続『キャッチ』…成功です。化け猫様。」

化け猫「大丈夫かな?魔王くん?」

魔王ちゃま「50。」

化け猫「は?50?」

魔王ちゃま「お前が負ける確率だ。」

化け猫「…チッ。あ〜萎えた〜。さっさと終わらせよう。」

秘書様「では、『シャッフル』ですか?」

化け猫「…フッ、なあ魔王くん。俺がお前の誘いに乗ると思ったか?」

魔王ちゃま「………誘い?」

化け猫「君…僕にこのままシャッフルさせようとしてるでしょ?」

魔王ちゃま「何でだ?」

化け猫「『モンティ・ホール問題』。有名なドアの問題だよ。まず、君は三つの中から当たりの扉を探しているとしよう。その際に選んだ扉をドアAとしよう。すると次にドアA以外の一つが違うことが分かった。ここで君は選択肢を変えるか?という問題だ。この確率はどちらも二分の一に思える。だが、実際にはAでないほうのドアの確率は三分の二となり、変更した方が確率が高まる。」

魔王ちゃま「へえ〜そんなものが…」

化け猫「だから僕は今赤だと思っているコインを四枚目から五枚目に変更した方が確率が上がる訳だ。」

魔王ちゃま「…分かりにくい説明どうもありがとう。要するにお前は今『シャッフル』を使わずにあえて『キャッチ』をするという訳だな?」

化け猫「ああ、そうさ。だから君はさっき負ける確率を五十パーセントと偽り話を逸らそうとした。そうだろう?」

魔王ちゃま「………」

化け猫「ハハハ…ハッハッハッハッ!!結局お前は全ての金を奪われる運命なんだよ!!」

秘書様「では『キャッチ』ですね?」

化け猫「ああ、『キャッチ』だ!」

秘書様「化け猫様、失敗です。」

化け猫「ハッハッハッハッ!ほらな聞いたか?失敗だとよ!お前は賭けに負け…た…………は?おい今なんつった?」

秘書様「失敗です。化け猫様。」

化け猫「嘘つくんじゃねえええええ!!見せろおおおお!!」


四枚目 『赤』


魔王ちゃま「お前のその表情が見たかったんだよ…!化け猫!」


笑いを必死に押し殺しながらそう言った。


魔王ちゃま「まず俺のシャッフルで赤のコインは二枚目から三枚目になったんだ。」

化け猫「…は?何でだよ!?そのままシャッフルしなければお前は勝って…」

魔王ちゃま「だから言っただろ?俺はお前のその絶望した表情が見たかったんだよ!…その時点で俺はお前がシャッフルする事は読んでいた。だからお前の『シャッフル』で俺は四枚目にコインを動かした。」

化け猫「まさかテメェ…!」

魔王ちゃま「まずお前のターン、俺はあえて負け、お前に油断と慢心という甘〜い蜜をやった。そしてこの勝負でもお前が『モンティ・ホール問題』を持ち出すのすら見越していた。どうにかしてお前が勝ちを確信するまで俺はお前を操った。」

化け猫「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

魔王ちゃま「化け猫、お前の負けだ。」

秘書様「それでは二兆円は魔王様の手に渡りました!魔王様の勝利です!」

化け猫「う…うぁ…俺の…金が………ハッ…笑えよ…!笑えよ!無様だろ!?だせぇだろ!?笑えよ!!」

魔王ちゃま「人の事を笑うのは、人に笑われたことがないやつだけだ。」

化け猫様「……くそ…!」


今回の勝負 魔王ちゃまの勝利


化け猫様(でもそういえばあいつ俺が間違えた時笑ってたよな…)

魔王ちゃま「黙ろうねええええ!」

狼男様「これが国家権力か…」

何かよく分かりにくかったギャンブル編、完結です。因みに化け猫は一人称とか口調がミスで安定しないんじゃなくて、怒ったら口調が変わってるだけなので安心してください。

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