第十二話 この小説にだって長編はある!6
今回少し長いです。また、説明が分かりにくいと思うので、結果だけ後書きに書いておきます。
【役職】
魔王ちゃま(勇者)死亡
秘書様(村人)生存
勇者様(村人)生存
お供A(村人)死亡
お供B(村人)死亡
お供C(村人)死亡
お供E(村人)死亡
狼男様(吸血鬼)生存
使い様(人狼)生存
お供D(人狼)生存
ゲームマスター『朝になりました。会議の時間です。そして今日の脱落者を発表します。』
緊張が走る───
ゲームマスター『今日の脱落者は魔王ちゃま一人です。』
秘書様「やはり…ですね。」
勇者様「…え?どういうこと!?」
秘書様「全ての役職を理解しました。まず使い様、貴女は人狼でしょう。勇者様、考えてみてください。貴方が彼女の立場であれば、強い者から倒すはずです。現に魔王様、吸血鬼様は討伐されています。ですが狼男様と勇者様は生存しています。勇者様は大体村人と行動を共にしていました。」
勇者様「確かに…倒すチャンスはあまりないな…」
秘書様「そして、狼男様。私が貴女の立場なら最後まで残すはずです。使いならば当然でしょう。」
狼男様「待て待て、そんなこと言ったってお前が人狼じゃない根拠はあるのか?」
秘書様「私は一日目の夜、魔王様を攻撃しませんでした。これが根拠です。」
狼男様「だがお前、俺は草むらから見てたぞ?お前が俺と吸血鬼に魔王をけしかけたのを。」
秘書様「…フッ。言いましたね?今。」
狼男様「…何をだ?」
秘書様「貴方が村人であれば草むらに隠れるわけがありません!魔王様が勇者だと分かっているならば合流するのが自然なはず!貴方は草むらからチャンスを狙っていた!そう、触れるチャンスを!」
狼男様「なっ…何!?」
狼男の口角がぐにゃりと歪む。
秘書様「ですがこの時点ではまだ謎な点があります。夜ならば堂々と出ればいいはずです。そのため、吸血鬼か人狼かは分かりません。そこでDさん。貴方です。」
眉を少しあげ「何だ?」という顔をした。
秘書様「単純に考えてください。蟻にも負けるお供様方の一人がまだ生存している。違和感がありませんか?」
勇者様「でもそれは…」
秘書様「はい、そうです。D様はお供の中でも強かった。だから魔王様と吸血鬼様を討伐できた。違いますか?」
お供D「そんな暴論が通じると思ったか?狼男が殺した可能性だってある。」
秘書様「いえ…その疑いは先程晴れました。先程、狼男様は私に草むらに隠れていたことを告発された際、一切否定しませんでしたね?狼男様の役職が人狼ならば「人狼が怖かった。」なんて嘘をつけばいいはず。なのにその嘘をつかなかったのは自分のことを人狼だと思って欲しかった。そうでしょう?」
狼男様「さっきは驚きで口が回らなかったんだ!だけど俺は…」
秘書様「おやおや、饒舌です事。」
秘書様の嘲笑うような態度に狼男様は顔を真っ赤にした。
お供D「とは言え、狼男を追放する他ないな。」
秘書様「まあ、それは賛成です。」
勇者様「…ん?待て!あれはなんだ!?」
勇者様が指さす先には巨大なモニターが浮かんでいた。そこに映っていたのは…
勇者様「化け猫…!?」
今回の勝負 秘書様の逆転勝ち
生存者
使い様(人狼)
お供D(人狼)
狼男様(吸血鬼)
秘書様(村人)
勇者様(村人)
狼男様が吸血鬼
↓
最後まで生き残っていると勝ち
↓
人狼も村人も倒したい




